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レディー・ガガ、リアーナ、ケイシー・マスグレイヴスら多くのアーティストがアラバマ州で成立した中絶禁止法に反対の声を上げ、この法律を「悪質」と批判している。

アラバマ州の中絶禁止法は今週、賛成25票、反対6票により州上院議会を通過し、ケイ・アイヴィー州知事が署名して成立している。

この新法はアラバマ州における中絶を妊娠期間にかかわらず全面的に違法としたもので、中絶手術を行った医者は10年から99年の禁固刑に処される。

法案通過を受けてレディー・ガガは次のようにツイートしている。「アラバマ州の中絶禁止は非道な行いだし、レイプや近親相姦、同意のない行為を受けた被害者を考慮しないなんてなおさら悪質よ」

「それで中絶手術をした医師は多くのレイプ犯よりも重い罪になるっていうの?」

彼女は次のように続けている。「こんなの茶番劇だし、この法律の手にかかって苦しむすべての女性と少女のために祈りを捧げるわ」

リアーナは法案に賛成したアラバマの上院議員の画像を投稿して、議員の顔ぶれの中に女性がいないことを指摘している。「見てちょうだい」と彼女は綴っている。「この連中がアメリカの女性に決定を下しているバカな奴らよ」彼女はさらにアラバマ州知事を名指しして、次のように述べている。「ケイ・アイヴィー州知事……恥を知れ」

ケイシー・マスグレイヴスもこの議論に加わって、次のようにツイートしている。「じゃあこのアラバマの上院議員のひとりが彼の愛人のひとりとできちゃった場合はどうなるわけ?」

その他のアーティストの反応は以下の通り。

「普段の自分は政治について発言することは控えているけど、これにはびっくりだし、あまりに重大だよ」

「あなたの身体じゃない。あなたの選択することじゃない。言い訳無用。女性の身体についてこれほど根本的な決定を男性がするべきじゃないわ。銃より先に中絶が禁止されるってどうなっているのよ? 私たちの権利は聞き入れられなきゃいけないし、こうして私たちの権利が踏みにじられているの。私の姉妹たちと結束する時よ」

「家父長制なんてクソ喰らえ。こんな馬鹿げた『侍女の物語(原題:ハンドメイズ・テイル ※Huluのオリジナル・ドラマ)』はもう終わりよ。あんまりすぎる」

「こうして『侍女の物語』が始まったわけね。こんなの最悪だし、私たちはまたもや奴隷なのよ。こんなに恐ろしいんだから用心し続けないと」

「もしあなたが男性で、『侍女の物語』はよくできたドラマだけど、現代社会の動きにとって最適なやり方とは多分言えないと考えているなら、それは今起こっている女性の身体や精神に対する迫害に抵抗の声を上げるきっかけとして実に良い機会よ」

一方、レディー・ガガはニュー・アルバムに取り組んでいることが明らかになっている。先日マーク・ロンソンはレディー・ガガの次回作には参加していないと見られるものの、「素晴らしい」ものになっているはずだと語っている。

「(レディー・ガガのアルバムに)携わっている人たちや、それを聴いたという人たちからは、素晴らしいものになっているという話を聞いているんだ。それを疑うつもりはないよ」とマーク・ロンソンはインスタグラムで行ったライヴ配信で語っている。

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