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ロバート・プラントは2005年にピンク・フロイドが行った「一度限りの再結成」ライヴが2年後のレッド・ツェッペリンの再結成ライヴに影響を与えたことを明かしている。

ピンク・フロイドは2005年7月にアフリカの貧困撲滅のためのチャリティー・イベント『ライヴ8』に出演して、ロジャー・ウォーターズやデヴィッド・ギルモア、ニック・メイソン、リチャード・ライトによる一夜限りの再結成が実現している。

一方、レッド・ツェッペリンは2007年12月10日に、アトランティック・レコードの創設者であるアーメット・アーティガンの追悼コンサートとしてO2アリーナで一夜限りの再結成ライヴを行っている。ジョン・ボーナムの息子であるジェイソン・ボーナムをドラマーに迎えて行われたこの公演は、ロバート・プラント、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズにとってジョン・ボーナムが1980年に亡くなって以来、初めてフルスケールのライヴで共演した機会となっており、2012年には『祭典の日 (奇跡のライヴ)』としてリリースされている。

ロバート・プラントは『プラネット・ロック』誌とのインタヴューに応じて、O2アリーナでのレッド・ツェッペリンの再結成ライヴをピンク・フロイドの2005年の再結成ライヴになぞらえて語っている。

「ピンク・フロイドが『ライヴ8』でやっていたことを気に入ってね。一度だけ再結成をして、そこで終わりにしたっていうさ。それも、彼らは良い目的のためにやったんだ」とロバート・プラントは語っている。「レッド・ツェッペリンも同じように、アーメットのためのチャリティ・コンサートとしてやったんだ。アーメットと僕らは本当に長い間柄だったからね。再結成を実現させるとしたら、その時だと思っていたんだ。ただ、翌年やその翌年の夏にも再結成するというアイディアには拒否反応を示してしまったんだけどね」

ロバート・プラントは2017年に行った米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューで2007年の再結成ライヴを「壮大だった」と振り返っており、次のように語っている。「僕らはあの晩、ホームランを打ったんだ。本当に恐れていたんだけどさ。おそらく、自分たちが思っていた以上のことを僕らは抱えていたんだ」

「僕らのパフォーマンスは極めて重要なものだったけど、遥かに忠実なサウンドを再現することができた。最高の状態で、サウンドも最高だったんだ」と彼は続けている。「昔はそういう恐ろしい状況でのギグで、低いクオリティになってしまったことがあったからね」

ジミー・ペイジは2014年に行った米『ローリング・ストーン』誌とのインタヴューで、レッド・ツェッペリンの再結成の可能性について冗談を交えながら次のように語っている。「ほとんど毎日、再結成について質問されるんだけどさ。答えは『ノー』なんだ。O2での公演から10年が経とうとしているわけでね。棺に入った僕を発掘して、それをステージに乗せてテープを流してもらう、なんて可能性は常にあるけどね」

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