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コモンは新たに刊行された回想録で幼少期に性的虐待を受けたことを明かしているという。

『レット・ラヴ・ハヴ・ザ・ラスト・ワード(原題)』と題された本書は5月7日に刊行されている。公式サイトでは回想録について「愛や愛がもたらすものについての理解を深めることとなった人々との交わりや経験についての、コモンのユニークでパーソナルな物語が開陳される」と紹介されている。

『ピープル』誌によれば、回想録には性的虐待の詳細が綴られているという。それによれば、彼が9歳か10歳の頃に同じ洗礼親を持つ人物に関係した虐待を受けたとされている」

「彼を押し退けた。『やめて』と何度も言っていたこと以外、自分がそこで何を言っていたかは覚えていないんだ」と回想録には記されている。「思いがけなく起きたことに対して深い屈辱を感じたよ」

コモンは回想録の中で、数年前まで虐待を受けた記憶を「消し去っていた」ことを明かしている。「すべてを頭の中から追い出していたんだ」とコモンは述べている。「生きていくための手段だったのかもしれないね。突然に思い出してから2年が経った今でも、こうやって文字に起こしながら、自分自身やセラピストと一緒にこの問題に向き合っているんだ」

コモンは当時の記憶について映画『ジェニーの記憶』の撮影中に女優で友人のローラ・ダーンと会話をしていた時に唐突に思い出したことを明かしている。

「ある日、ローラと一緒に脚本を読みながら話していた時に古い記憶が唐突に蘇ってきたんだ」とコモンは記している。「僕は息をのみ、その記憶を古いビデオテープを巻き戻すように何度も再生してみた後で、彼女にこう伝えたんだ。『ローラ、僕は虐待されていた気がする』とね」

コモンはアメリカのテレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演して、回想録で幼少期に受けた性的虐待に触れていることについて次のように語っている。「僕が自分の話をすることで、他の人たちにも、こういう話をしてもいいんだって感じてもらえるんじゃないかと思ったんだ」

コモンは2016年に現時点での最新作となる『ブラック・アメリカ・アゲイン』をリリースしている。

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