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『NME』読者はアデルの新曲“Hello”に反応を示しているが、その意見は割れている。

“Hello”は11月20日にリリースされるニュー・アルバム『25』に収録される。ミュージック・ビデオはカナダのモントリオールの田園風景で撮影されており、『マミー』『トム・アット・ザ・ファーム』で知られるグザヴィエ・ドランが監督を務めている。

ミュージック・ビデオでは、アデルがかつて住んでいた家を訪れ、過去の恋愛について思いを巡らせる様子を描いている。

“Hello”のミュージック・ビデオはこちらから。

10月23日に公開されたこの新曲に対し、アデルのファンは様々な反応を示しており、「聴き込む内に好きになって行く」曲だとする意見がある一方で、筋金入りのファンはアデルが戻って来たことを当然ながら喜んでいる。

アデルのニュー・シングル“Hello”に対する『NME』読者の反応まとめ

アデルのニュー・シングル“Hello”の曲とミュージック・ビデオについてどう思いますか?

@NME とてもシンプルなチューンだけど印象的で、贅沢なアレンジ、巧みに作り込まれているわ

アデルの新曲はすごくいい、神懸かってる

@NME 大げさすぎる、予想通りだし究極につまらない!

@NME まあまあかな。リピート再生はしないと思う。アルバムの他の曲がもっといいものだといいけど。@Adeleが音楽シーンにいない間寂しかったけどね。

@NME 正直、特別感はないよ

アデルの新曲を聴いたら、すごく色々な気持ちにさせられた

アデルの新曲は売れるわね。あの声が聴きたかったの

やるなアデル、あの新曲は笑っちゃうほどいい。

https://twitter.com/s_woulahan/status/657529319829409792

@Adeleの新曲“Hello”に夢中!彼女には失敗ってものがないよね

https://twitter.com/EmmaHart7/status/657529249763565568

今日唯一あったいいことは#Adeleの新曲。まだ頭から離れないよ

https://twitter.com/R_Kae/status/657529220235661312

アデルの新曲がすごーーーーーくいい(号泣)

@thedebbiekurup 映像は素晴らしいし、曲も良いけど、自分には情熱的すぎる。聴き込む内に好きになって行くと思われ

ニュー・アルバム『25』のアートワークは、アデルの顔のシンプルなモノクロ写真となっている。

アルバムのトラックリストは以下の通り。

Hello
Send My Love (To Your New Lover)
I Miss You
When We Were Young
Remedy
Water Under The Bridge
River Lea
Love In The Dark
Million Years Ago
All I Ask
Sweetest Devotion

アデルは10月21日にニュー・アルバムについての公開書簡を発表し、ファンに長く待たせてしまったことを謝っている。

書簡の中で、アデルは子供の頃、いつも大人になりたいと思っており、人生におけるその瞬間を楽しまなかったことを悔やんでいると綴っている。自身の新しい音楽については、アデルは次のように記している。「わたしの前のレコード[『21』]は破局(break-up)についてのレコードだった。新作はその意味で名付けないといけないとしたら、つぐない(make-up)のレコードなの。自分自身との関係を修復し、失われた時間を取り戻す。これまでしてきたことと、してこなかったことすべてに対してつぐなっているの。」

書簡の終盤では、アデルは次のように記している。「『25』というアルバムは、気づかない内に自分がどんな人間になっていたかを知るためのアルバムなの。すごく時間がかかってしまってゴメンなさい。でもね、ついに形になる時がきたのよ。」

全文訳は以下の通り。

「7歳の時は8歳になりたかった。8歳の時は12歳になりたかった。12歳を迎えてからは18歳になりたかった。その後は大人になりたいと思わなくなった。それで、今は16歳~24歳の欄にチェックマークを付けて、済んだことにしようとしてる。これまでの人生はずっと、そんなものいらないと思って生きてきた感じがする。いつも大人になりたかった。どこか別の場所に行きたかった。思い出せたらいいのにと願い、忘れたいと願ってた。たくさんの素敵な出来事を、怖かったり退屈だと思ったからって台なしにしなければよかった。常に味気ない人間でなどいたくなかった。ひいおばあちゃんともっと仲良くすればよかった。それに、自分のことをここまで知り尽くしていなければよかった。だって、それって最後にどうなるか先に分かってしまうということだから。髪を切らなければよかった。身長が170センチあればよかった。待てばよかったと思うと同時に、急げばよかったとも思ってる。

わたしの前のレコードは破局(break-up)についてのレコードだった。新作はその意味で名付けないといけないとしたら、つぐない(make-up)のレコードなの。自分自身との関係を修復し、失われた時間を取り戻す。これまでしてきたことと、してこなかったことすべてに対してつぐなっているの。でも、今までみたいに、過去の断片にしがみついている時間はないの。もう過ぎたことだしね。25歳になったことは私にとってターニング・ポイントね。まさに20代のど真ん中でジタバタしてる。かつての思春期と、成熟した大人の境目で揺れながら、私はトラックに山積みの自分の過去というガラクタを手放して、何者でもない自分として生きていくって決めたのよ。いいことも、悪いことも、過去についてのすべてが恋しい。でも、それは取り戻すことができないからというだけ。当時は逃げ出したかったもの! 典型的よね。ティーンエイジャーでいることにどっぷりと浸かっていて、ダラダラしながらどうでもいいおしゃべりをして、将来のことなんて、その時は今みたいに大事なことだと思っていなかったから、全然考えていなかった。何にでも生意気な態度だけは取れたけど、当然そこからは何も生まれなかった。ルールに従ったり、それを破ったりすることのほうが……ルールを作ることよりもマシに思えた。

『25』というアルバムは、気づかない内に自分がどんな人間になっていたかを知るためのアルバムなの。すごく時間がかかってしまってゴメンなさい。でもね、ついに形になる時がきたのよ。
愛をこめて
アデル」

10月18日には英国の「Xファクター」内の匿名のTVコマーシャルで新曲の一部が先行公開されていた。

ITVで放送された「Xファクター」の視聴者は、アデルの声で歌われる、モノクロの映像に歌詞が表示される30秒のクリップを目撃している。

コマーシャルの映像はこちらから。

デーモン・アルバーンはアデルと新曲の制作を行ったが、アデルはそれを使わないと思うと語っている。また、デーモン・アルバーンはアデルの新しい楽曲は「すごく一般受け」する作品だと語っている。

アデルの新作はこれまでの報道によれば、トバイアス・ジェッソ・Jr、ワン・リパブリックのライアン・テダー、プロデューサーのデンジャー・マウス、そして 90年代のイン・シンクやブリトニー・ スピアーズ、バックストリート・ボーイズの楽曲を手がけてきた作曲家でありプロデューサーのマックス・マーティンが参加しているとされている。

ソングライターでプロデューサーのエミール・ヘイニーは、2月にアデルのニュー・アルバムについて「ゆっくりと作業している」と語っており、一緒に仕事をする可能性などについても言及していた。「友達として仲良くしていて、2月に会ったのね。何曲か一緒に書けないかと思ったんだけど、彼女はゆっくり作業しているみたいね。何か起こればと思ったんだけど、今は待って見ているしかないわね」

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