GETTY

Photo: GETTY

トム・モレロは史上初めて撮影に成功したブラックホールに言及して、今は亡きクリス・コーネルにちなんだ名前がそれに付けられれば「まさに相応しい」だろうと語っている。

クリス・コーネルは2017年5月17日にホテルの部屋で亡くなっているところを発見されている。享年52歳だった。

国際研究チームは日本時間4月10日に史上初めて撮影に成功したブラックホールの写真を公開している。撮影に成功したのは地球から5500万光年離れた銀河「M87」にあるブラックホールで、地球のおよそ300万倍となる400億キロの直径があるものだという。

ブラックホールの写真が公開された際、一部のファンからはサウンドガーデンとして1994年に“Black Hole Sun”をリリースしたクリス・コーネルにちなんだ名前が付けられるべきだとする声が上がっており、実際にオンライン上で署名活動も行われている。

オーディオスレイヴでバンドメイトだったトム・モレロはテネシー州チャタヌーガのラジオ局「ロック 105WRXR」のショーン・スチュワートの番組に出演して、ブラックホールに名前を付けるための署名活動が行われているのは知っているかという質問に次のように答えている。「聞いたよ。素敵だと思ったね。みんなが誰に署名を広めているのかは分からないけど、僕の名前も加えられたら最高だね。それはまさにふさわしいと思うよ」

オンライン上で署名を募るサイトである「Change.org」には、ジュリアナ・ジャリンというファンによってクリス・コーネルを称えてブラックホールに彼や“Black Hole Sun”にちなんだ名前を付けるための署名活動が立ち上がっている。

「クリス・コーネルによって書かれた“Black Hole Sun”はサウンドガーデンの最も知られている楽曲であり、最も人気の楽曲であるだけでなく、90年代における最大のアンセムだと一つだとも言えます」とジュリアナ・ジャリンはウェブサイトの説明には記されている。

「上記の理由や、クリス・コーネルがその生涯で多くの人々や音楽に与えてきた影響を根拠に、NASAや(ブラックホールの撮影に成功した)EHT評議会を初めとした今回の撮影に携わったすべての天文学者や科学者の方々に対し、ブラックホールにクリス・コーネルにちなんだ名前をつけることを求めます。実現すれば、彼の生涯や音楽への貢献を称える『シュール』で素晴らしい方法になるはずです」

「Change.org」に立ち上がっているページはこちらから。

https://www.change.org/p/national-science-foundation-name-the-black-hole-after-chris-cornell

しかしながら、今回撮影に成功したブラックホールには既に名前が付けられており、ハワイの言葉で「果てしない創造を続ける装飾された暗黒の根源」を意味する「Powehi」という名前が付けられている。

クリス・コーネルは2017年の5月17日にホテルの部屋で亡くなっているところを発見されている。享年52歳だった。クリス・コーネルが書いた“Black Hole Sun”は米『ビルボード』誌のメインストリーム・ロック・チャートで7週連続で首位を獲得している。

一方、ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーもブラックホールのニュースに反応を示した1人となっており、「“Supermassive Black Hole”がついに捉えられたんだ」と、バンドが2006年にリリースしたサード・アルバム『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』やそのリード・シングル“Supermassive Black Hole”になぞらえてツイートしている。

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ