パール・ジャムのフロントマンであるエディ・ヴェダーはライヴで観客が一つになることの素晴らしさについて語っている。
4月13日に世界各地でレコード・ストア・デイが開催されたが、レコード・ストア・デイに際してエディ・ヴェダーはシアトルのレコード・ストアであるイージー・ストリート・レコーズのマット・ヴォーンとシアトルのラジオ局「KEXP」のケヴィン・コールによるインタヴューに応じている。
ライヴで観客が一つになることについてエディ・ヴェダーは次のように語っている。「大きな公演をやって、観客に目を向けると、1万人とか、2万人とか、5万人とかの人が見えて、この瞬間はなにかに多くの人が一つになっているという事実に感心させられるんだ」
「レディオヘッドにせよ、ジャック・ホワイトにせよ、どんなグループでも、どんな音楽的スタイルでもいいんだけど、人々が一つになっていると、公演の後でも数週間か、数ヶ月か、数年かそれが続けばなと思うんだ」
同じインタヴューの中でエディ・ヴェダーはリスナーのアルバムに対して愛情を語る際にビリー・アイリッシュにも賛辞を送っている。
「初期のころを振り返ると、アルバムのために夜並んでくれる人とかもいたんだよね。出たら、すぐに聴きたいっていうね」と彼は語っている。「僕らの最初のアルバムが出て、そして、セカンド・アルバムが出る頃にはレコード・ストアにそうした人たちが現れたって聞いたときには自分にとってすごく大きなことだったよ。いくつかのレコード店は深夜0時にアルバムを発売していたんだと思う。ミルウォーキーかどこかでは暴動が起きてね、アルバムを手に入れようと人々が窓を突き破ったんだと思う」
ワン・ダイレクションやビリー・アイリッシュについても、そうしたことが起こっていると言われると、エディ・ヴェダーは次のように応じている。「あの新しいアルバムは素晴らしいよ。ビリー・アイリッシュの新作は本当に素晴らしいね」
パール・ジャムは今年のレコード・ストア・デイでアンバサダーを務めている。昨年のアンバサダーはヒップホップ・デュオのラン・ザ・ジュエルズが務めていた。
パール・ジャムのマイク・マクレディはアンバサダーを務められることは「光栄だ」と以前に語っている。
「僕にとって独立系のレコード・ストアはとても大切な存在で、12歳の頃からずっとそうなんだ。どんな場所なのかすら分かっていなかった頃から、『ここは夢が叶ったような場所』だっていう確かな実感があった。ここはおとぎの国のような場所で、たくさんのことを学ぶことができるってね……そして、それは今も変わらないんだ」
「できる限り独立系のレコード・ストアを応援してほしい。社会の素晴らしい側面を構成しているんだ。もし音楽を愛しているのなら、それが見つかる場所だということを知っておいてほしい。そして、そこで働いている人たちを助けることにもなる。それも重要なことだ」
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