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クリエイション・レコーズでオアシスを担当していたティム・アボットはノエル・ギャラガーリアム・ギャラガーとの出会いを振り返っている。

オアシスは1993年にクリエイション・レコーズと契約して、翌年にデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』をリリースしている。

ティム・アボットは今回『メトロ』誌のインタヴューでギャラガー兄弟と出会った時の印象について語っている。「リアムに衝撃を受けたのは間違いないね。彼には本物の存在感があったんだ。紛れもなくね」

「彼には心を奪われたよ。当時は(プライマル・スクリームのボビー・)ギレスピーやティーンエイジ・ファンクラブのようなグルーヴィーなバンドがたくさんいたわけだけど、出てきたばかりの20歳そこらの若者がそういう存在感を持っていたんだからね」

「ノエルは淡々とした落ち着き払っている人っていう印象だったんだけどね」とティム・アボットはノエル・ギャラガーについて語っている。「興味深かったのが、彼らは初期の頃から一人前のバンドのような存在感があったんだ。それで、すぐに惹きつけられたんだよ。そんな確信があったね」

ティム・アボットは続けて度々報じられてきたオアシスの破天荒な振る舞いについて言及している。「彼らも至って普通の人たちだよ。突然スイッチが入ると怒りの嵐を巻き起こして、しばらくするとスイッチが切れるっていうだけでね。いつも言うんだけど、『組織化された混沌』という感じなんだ」

「彼らの下で僕らは軍事作戦のように運営していたからね。計算されたものだったんだ。『組織化された混沌』だよ」

ティム・アボットはギャラガー兄弟の薬物使用についても言及して、次のように語っている。「きちんとコントロールされていたよ。今はバンドにいた誰も使っていないんじゃないかな」

「振り返ると悲しくなるんだけどさ……美容師はたくさん帯同させていたのに、十分な数のドラッグディーラーは確保できていなくてね。僕としては、そこからうまくいかなくなったんじゃないかって思っているんだ。クリエイション・レコーズはロックンロールだったのにね」

先日、オアシスの初代ドラマーであるトニー・マッキャロルは先日、今年でリリースかから25周年を迎えるオアシスのデビュー・アルバム『ディフィニトリー・メイビー』について語っている。

「僕たちなら失敗するわけがないっていう強い確信があったね」とトニー・マッキャロルは『マンチェスター・イヴニング・ニュース』紙とに語っている。「(マンチェスターのナイト・クラブである)ザ・ボードウォークのリハーサル・ルームが小さな俺たちだけの空間のような場所だったんだけどさ。スタジオから外へ出る時なんか、まるで宇宙船から降りているかのようでね」

「隣のスタジオにいた人たちが、『驚いたよ。今のは何だ? 素晴らしいサウンドだったよ』って言ってくれるんだ」とトニー・マッキャロルは続けている。「僕たちの誰一人として、スターになろうだとか、お金が欲しくてやっていた人はいなかったと思う。むしろ、普通の生活や普通の仕事から逃れるためにやっていたんだ」

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