キング・クリムゾンのロバート・フリップはキング・クリムゾンにおける創作過程の特殊性に語っている。
インタヴューに対して慎重な姿勢で知られるロバート・フリップだが、先週末、ロンドンで記者たちの取材に応じており、キング・クリムゾンが2019年にツアーやアルバムのリイシューを計画していることを明かしている。
また、ロバート・フリップとマネージャーのデイヴィッド・シングルトンはこれまでストリーミング・サービスでの配信を避けてきた理由にはもはや妥当性がなくなったと考え、バンドの過去の作品すべてを6月10日よりストリーミングで解禁することが明らかにされている。
ロバート・フリップはこの取材の中で次のように語っている。「見出しはこうなんだ。『キング・クリムゾンで繰り返されている特質が何か?』っていうね。それに対する小見出しは何か。『変化』だよ。いいかい、キング・クリムゾンは常に解散し続けているんだ」
彼は次のように続けている。「そのことに気がついていたかな? これは創作過程の本質に関わることなんだ。コースから外れそうになったり、おかしな方向に進んでしまいそうになるところがポイントなんだよ。その分岐点に来たとき、元々のものを維持するか、あるいはプロセスの軌道を変えるか、もう一度方向性を出す必要があるんだ」
完璧主義者と評されることも多いロバート・フリップだが、彼はメンバーのミスも「相対的」なものと考えているという。「個人的には優れたミュージシャンがミスをしても気にしないんだ。実のところ、そういうのはむしろ大好きだね」と彼は語っている。「だって、オーディエンスの前でミスをやってしまったときにこそ、ミュージシャンの本質が見えてくるものなんだよ」
キング・クリムゾンは昨年、結成50周年を迎えており、11〜12月には来日公演を行っている。キング・クリムゾンは6月からヨーロッパ&北米ツアーを行うことが決定している。
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