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ビリー・アイリッシュは精神の落ち込みについて言及して、その理解の仕方や対処法を名声を得ることになぞらえて語っている。

ビリー・アイリッシュは兄であるフィニアス・オコンネルと共に「Beats 1」のゼイン・ロウの番組に出演して、自身の落ち込みや最も誇りに思っていること、家族と共にツアーに出ることなどについて語っている。

ビリー・アイリッシュは名声を得ることについて言及して、その状況を理解してくれる人はほとんどいないとした上で、子供を持つことや誰かを失ってしまうこと、鬱になぞらえて語っている。「このことを分かってくれる人は、この世に数人しかいないと思う」とビリー・アイリッシュは語っている。「世の中には、自分の目の前に現れて初めて理解できるようなこともあるの」

「自分の愛する人が近しい人を失ってしまった時に、『気持ちは分かるわ』って言うことはできないの。不可能なのよ。でも、それでいいの。気持ちを理解できない時に、『分かるわ』って言う必要はない。大事なのは話を聞いてあげることなの。理解しているフリをしようとする人たちもいるけど、聞いてあげることが大切なの。大事なのは彼らの落ち込みに追いつこうとすることじゃない。どっちのほうが悲しいだとか、どっちのほうが最悪かっていうことじゃないの。その人たちの話に耳を傾けて、本当の意味で気にかけてあげることが大切なのよ」

デビュー・アルバム『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』で女性のソロ・アーティストとして史上最年少でUKアルバム・チャートの首位を獲得したビリー・アイリッシュは続けて、今最も誇りに思っていることは何かという質問に答えている。

「ファンベースじゃないかな」とビリー・アイリッシュは答えている。「リアルで、オープンな考えを持った人たちの集まりだと思う。誇りに思っているって言ったら、私のおかげでファンベースが存在しているって聞こえてしまうかもしれないけど、そういうことではないわ。彼らのおかげなの。彼らのほうから近づいてきてくれたのよ。『こんにちは。私はここにいるわ。こっちへ来て』って私が言ったわけじゃなくてね。言ってること分かる?」

ビリー・アイリッシュは幼少期に誰からも「誇りに思っている」と言われずに過ごした経験を振り返っている。「幼い頃に誰かから『誇りに思ってる』って言われたことがないの。両親から『誇りに思っている』って言われたことは一度もないわ。まったくね。一度もないの。私たちはそれを、自分たちに原因があると思っていたわ。『どうしよう、親から誇りに思われてない』っていう風にね。けど、歳を重ねるごとに理解できるようになっていって、両親は私たちに誇りに思われるだけが物事の目的じゃないっていうことを教えてくれようとしたんじゃないかって思うようになったの。だから、たとえ達成したことを誇りに思っていたとしても、私はそう言いたくないわ。幼少期に言われなくて傷ついてきたけど、後になって、ある意味ではそれでもいいんじゃないかって分かったんだからね」

同じインタヴューの中で、ビリー・アイリッシュとフィニアス・オコンネルは家族と共にツアーを回ることにも言及して、ツアーは必ずしも「付いて回る」ものではないと語っている。

「これからもずっとこういう風に生きられるわけじゃないでしょ」とビリー・アイリッシュは語っている。「前にこういう話をした時に、『私は17歳よ』っていうことを言ったの。これからもずっとこういう人生を送り続けることはできないし、それは兄だってそうよ。兄は大人になったばかりだしね。家も買ったの。兄にはガールフレンドもいるし、今は犬を欲しがってる。何が言いたいか分かる? 奇妙なバランスを取らなければいけないの。私は人生の中で成長していきたいと思っているし、大人になって生活を持ちたいと思ってる。だけど、私には既にキャリアがあるわけで……もうツアーにも出ているから、これがどう作用していくかは分かってる。私だけが離れて行って、友達を少し悲しませることになるの。気がついた時には人生が進んでしまっていて、友達はそれぞれの人生を生きているっていうわけ」

フィニアス・オコンネルは次のように続けている。「僕らはツアーと愛憎関係にあるんだ。そう、孤独なんだよ。家族に囲まれているのに孤独なんだ。変だよね。(ゼイン・ロウの)言う通りだよ。妹と一緒にいられるのはとても幸運だと思ってる。僕らは大の親友でもあるからね。それでも、2人ともが孤独を感じていて、気分が沈んでいる時には、もう片方に手を差し伸べて引っ張り出してあげるっていうことができないわけだからね」

インタヴューの全編はこちらから。

一方、ビリー・アイリッシュは先日、ポール・マッカートニーが自身の両親とフェイスタイムで通話した時のことを振り返っている。

ビリー・アイリッシュはザ・ビートルズのポール・マッカートニーと電話で話した時のことを振り返り、次のように語っている。「ステラ・マッカートニーと会っていた時に、彼女が父親とフェイスタイムをしたの。つまり、ポール・マッカートニーとよ! ママは涙を流していたし、パパも泣いていたわ」

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