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シェフィールド・ドキュメンタリー・フェスティバルは元ザ・ローリング・ストーンズのベーシストであるビル・ワイマンのドキュメンタリー作品の上映を中止することを発表している。

ビル・ワイマンについてのドキュメンタリー『ザ・クワイエット・ワン(原題)』はフェスティバルの目玉と目されていた作品の一つで、映画の上映と合わせて、ビル・ワイマン本人や監督を務めたオリヴァー・マレーとのQ&Aセッションの開催も予定されていた。

今回、ビル・ワイマンと彼の2番目の妻であるマンディ・スミスとの関係性をめぐって批判の声が相次いで寄せられたことを受け、フェスティバルでの上映やQ&Aセッションが中止されることが発表されている。

ビル・ワイマンは47歳の時にマンディ・スミスと出会っており、当時彼女はまだ13歳だった。ビル・ワイマンとマンディ・スミスはお互いに52歳と18歳だった1989年に結婚しているものの、2人が初めて性的な関係を持ったのはマンディ・スミスが14歳だった時だとされている。

フェイスブックのユーザーの1人は次のように投稿している。「子供と性的な関係を持った人が、その子を自分と結婚させてしまうまでに調教したってこと? 気持ち悪い。パスだな」

別のユーザーは次のようにコメントしている。「性犯罪者にフェスティバルを宣伝させたらどうなるのかを考えてみたほうがいい。私や多くの人たちにとって、見ていて心地のいいものではないわけだから」

「10代の女の子を食い物にする性犯罪者に耳を貸す価値があるだなんて考えてもみて」と別のユーザーはコメントしている。

ドキュメンタリーの上映はキャンセルとなったものの、ビル・ワイマンはこれまでにいかなる容疑でも逮捕や起訴をされたことはなく、彼は以前、自ら警察に事情聴取を受けに行こうとしていたことを明かしている。

「警察や検察官のもとへ行って、こう言ったんだ。『僕と話したいかい? 僕と会ったりだとか、そういうことをしたいかい?』とね。それで、どんなメッセージが返ってきたかというと、『ノー』と彼らは言ったんだ。僕は完全に話す準備ができていたんだけどね」

シェフィールド・ドキュメンタリー・フェスティバルの主催者は次のように述べていた。「問題について注意喚起していただいたことに心から感謝しています。(映画祭の)事務局まで伝えられ、深刻に受け止めています」

https://www.facebook.com/sheffdocfest/posts/10155834714107364

ビル・ワイマンは1993年に脱退するまでザ・ローリング・ストーンズのベーシストを務めていた。ビル・ワイマンはその後、ザ・ローリング・ストーンズのいくつかの公演で共演を果たしており、2012年にはロンドンのO2アリーナで行われた公演にも参加している。

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