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ニューヨークのメトロポリタン美術館では数々の大物ミュージシャンが使用した楽器を展示する大規模な展覧会が4月8日より開催される。

『プレイ・イット・ラウド:インストゥルメンツ・オブ・ロックンロール』と題されたこの展示会では130点以上の楽器が展示されるとのことで、1939年から2017年までの楽器が一堂に集まるという。

展示される楽器を使ったミュージシャンとしてはチャック・ベリー、エリック・クラプトン、シェリル・クロウ、ボブ・ディラン、ドン・フェルダー、キム・ゴードン、ジミ・ヘンドリックス、ジェイムズ・ヘットフィールド、ワンダ・ジャクソン、ジョーン・ジェット、レディー・ガガ、スティーブ・ミラー、ジョニ・ミッチェル、ジミー・ペイジ、ケイト・ピアソン、エルヴィス・プレスリー、プリンス、キース・リチャーズ、パティ・スミス、ブルース・スプリングスティーン、リンゴ・スター、エドワード・ヴァン・ヘイレン、スティーヴィー・レイ・ヴォーン、セイント・ヴィンセント、ティナ・ウェイマス、ナンシー・ウィルソンらの名前が挙げられている。

メトロポリタン美術館のディレクターであるマックス・ホラインは次のように語っている。「メトロポリタン美術館では、その優れたコレクションと包括的な楽器部門により、何十年もの間、楽器製作にかかわる世界中の芸術的ヴィジョンや素晴らしい職人技を展示、称賛、文脈化してきました」

「『プレイ・イット・ラウド』は、20世紀のアートやカルチャーの形成を賛美した展覧会です。ここで展示される素晴らしい楽器たちは、ロックンロールの真髄にあるイノヴェーション、実験性、情熱、そして反抗心を物語っています。この展覧会で、楽器のもつ芸術性に加え、その楽器がロックの伝説的なサウンドやアイデンティティを形成し表現するという重要な役割を担ったことを理解することができるでしょう」

『プレイ・イット・ラウド:インストゥルメンツ・オブ・ロック & ロール』はメトロポリタン美術館とロックの殿堂の主催によって開催される。

展覧会ではロック史上最も有名な楽器たちも展示されるとのことで、ジミ・ヘンドリックスが自らの手で装飾を施したエレキギター「ラヴ・ドロップス」、エリック・クラプトンの「ブラッキー」、エドワード・ヴァン・ヘイレンの「フランケンシュタイン」、ジェリー・ガルシアの「ウルフ」、ジョーン・ジェットの「メロディー・メイカー」に加え、キース・ムーンのドラム・セット「ピクチャーズ・オブ・リリー」などが展示される。

楽器部門を担当するキュレーターのジェイソン・カー・ドブニーとフレデリック・P・ローズは以下のようにコメントしている。「楽器というものは、ミュージシャンに繋がっている最もパーソナルな物の一つです。観客の一人として我々は、ステージで繰り広げられるパフォーマンスを主に遠く離れた場所から見ることしかできません。今回の展覧会は、ロックンロール界で最もアイコニックな楽器の数々を近くで丁寧に見ることができる貴重な機会となっています」

展覧会の詳細はこちらから。

https://www.metmuseum.org/exhibitions/listings/2019/play-it-loud

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