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ナイン・インチ・ネイルズはトレント・レズナーが2009年のエイプリル・フールにリリースすることを発表していたアルバムをファンが完成させたとして話題になっている。

「ラウドワイヤー」によれば、ナイン・インチ・ネイルズのフロントマンであるトレント・レズナーは2009年のエイプリル・フールに『ストロボ・ライト』と題したアルバムをリリースすることを発表していた。トレント・レズナーは当時、『ストロボ・ライト』について様々なアーティストが参加しており、ティンバランドがプロデュースを手がけているとしていた。

しかしながら、長らく続いたエイプリル・フールの冗談にもようやくオチがついたようで、14曲からなるアルバム『ストロボ・ライト』の音源がバンドキャンプにアップされている。「@seed_nine」というツイッター・ユーザーが今回の『ストロボ・ライト』の首謀者と見られており、アルバムにはジェイ・ZやU2のボノ、コールドプレイのクリス・マーティン、ジャスティン・ティンバーレイク、 シャナイア・トゥエインらのヴォーカルがサンプリングされている。

バンドキャンプにアップロードされた『ストロボ・ライト』の音源はこちらから。

音楽ジャーナリストのアニー・ザレスキは現地時間4月1日にこのニュースに言及し、次のようにツイートしている。「長いゲームに糸口を見つけてくれたことに感謝しているわ。何が楽しいかって、ナイン・インチ・ネイルズがエイプリル・フールのネタとして『ストロボ・ライト』を発表した10年後に、どうやら存在するらしいということが分かったということよ」

当然ながら、まだ我々が騙されているという可能性も残されている。このアルバムを完成させたのがトレント・レズナー率いるナイン・インチ・ネイルズで、彼らがそれをアップロードしていることも考えられる。

一方、トレント・レズナーは現地時間3月29日に行われたロックの殿堂入りの式典で、ザ・キュアーの紹介役を務めている。

トレント・レズナーは紹介スピーチの中で、ザ・キュアーの音楽を聴いて孤独ではないと思えるようになったことを明かしているほか、バンドのクリエイティヴィティに賛辞を送っている。

「すぐにこのバンドは私の琴線に触れることになりました。私が初めて聴いたアルバムは『ザ・ヘッド・オン・ザ・ドア』で、それまでにこんなものは聴いたことがありませんでした。私が頭の中で感じていた多くの闇がスピーカーから再現され、私は圧倒されました」とトレント・レズナーは述べている。

「それは私のために書かれた音楽のようでした。これまで私は人生を通して自分はどこにも合わず、属すことができないという感情と闘ってきました。今もそうだったりします。ザ・キュアーを聴いて、繋がりを感じ、もう世界で孤独ではないのだと感じました」

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