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ニプシー・ハッスルはロサンゼルスで銃撃されて亡くなった日の翌日に警察署長らと面会する予定だったことが明らかになっている。

CBSニュースによれば、ニプシー・ハッスルは現地時間3月31日にクレンショウ南部のロサンゼルス郊外のハイド・パークにある自身の店、マラソン・クロージング・カンパニーの前で銃殺されたという。

目撃者によれば複数の銃声があったとのことで、警察当局によればさらに2人の人物が銃撃を受けたという。ロサンゼルス郡検視官は現地時間4月1日に、「TMZ」に対してニプシー・ハッスルが頭部や胴体に受けた銃撃が原因で亡くなったことを認めている。容疑者は依然として逃走中だという。

「TMZ」は今回の銃撃事件についてギャングに関連したものだと報じており、ニプシー・ハッスルはロサンゼルスのストリート・ギャング、ローリン60ズ・ネイバーフッド・クリスプスと長く行動を共にしてきたことで知られていた。

この事件をさらに悲劇的なものにする事実として、ニプシー・ハッスルは現地時間4月1日に、ロサンゼルス市警の人物と会って10代の子供たちをギャングによる犯罪から遠ざけるための対策や戦略を話し合う予定だったことが明らかになっている。

ロサンゼルス市警の本部長であるスティーヴ・ソボロフは次のようにツイートしている。「私たち(ロサンゼルス市警察署長であるムーアと私)はニプシー・ハッスルの要望で、彼やロック・ネイションの方と明日の16時に会い、ギャングによる暴力を撲滅する方法や、子供たちを救うための方法を話し合う予定でした。とてもやりきれない気持ちです」

スティーヴ・ソボロフは別の投稿で次のようにツイートしている。「ニプシー・ハッスルよ、安らかに。あなたや多くの方々に起きてしまった、悲劇的で必要のない殺害事件をなくすために、多くの人々と共に取り組んでいきます」

ニプシー・ハッスルは亡くなる数時間前に「強い敵を持つことは恵みのようなものだ」とツイートしていた。

ニプシー・ハッスルは2010年に行った『コンプレックス』 誌とのインタヴューの中で、自身とローリン60ズ・ネイバーフッド・クリスプスとの関係性について語っていた。

「俺が言いたいのは、帰属意識のことなんだ。郡刑務所に入って50人の敵に囲まれても、まだ自分のことを60ズ(・ネイバーフッド・クリスプス)の一員だって言えるかなんだよ」

「自分に帰属意識がなかったとしよう。仲間たちがそれを聞いたらぶっ飛ばされるし、蹴り飛ばされて滅茶苦茶にやられるよ」とニプシー・ハッスルは語っている。

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