ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは新たなインタヴューの中でミック・ジャガーのフロントマンとしての力量に賛辞を送っている。
キース・リチャーズはソロ・デビュー・アルバム『トーク・イズ・チープ』の30周年記念盤が3月29日にリリースされる。米『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙の新たなインタヴューの中でソロ活動を始めた時にフロントマンを務めることがどれだけ大変なことかを分かったと語っている。
「ミックの仕事、その全部をすごく理解できたよね。フロントマンでいるってことはノンストップなんだよ。ずっとなんだよね。それが俺が学ばなければならなかったことだよね。フロントマンでいることのプレッシャーも理解するようになったよ。ミックはというと、自分のやるべきことを分かっていたんだ」
キース・リチャーズはこう続けている。「正直に言うと、すこし戸惑ったよ。それで、すぐに、これが自分の羽を広げるための機会だって気がついたんだ」
『トーク・イズ・チープ』でキース・リチャーズはドラマーのスティーヴ・ジョーダンと共に全曲を作曲している。
「“Take It So Hard”はスティーヴと俺で初めて一緒にやってみた曲なんだ。後回しにしていた曲なんだよね。確か84年くらいに最初にギターリフを思いついたんだけどさ」
「フロントマンとしてどうやって歌うかを見つけ出すのは最大のチャレンジだったね。ザ・ローリング・ストーンズでの日々では、マイクの前に立ってちょっと歌って引っ込むだけだったからさ。ずっとは歌っていなかったね」
「“Take It So Hard”では、『初めから終わりまで全部歌うんだよな。どうやってやるんだ?』と考える必要があってね。リード・シンガーとしてのあり方についてたくさん学んだよ」
ザ・ローリング・ストーンズは最新のベスト盤『HONK』を4月19日にリリースすることも決定しているほか、「EXHIBITIONISM ー ザ・ローリング・ストーンズ展」が3月15日よりTOC五反田メッセで開催されている。
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