ザ・ヴァクシーンのジャスティン・ヤングが、バンドの今後の音源でドラムを演奏する可能性があると語っている。
『NME』に対してフロントマンのジャスティン・ヤングは新曲に取り組んでいることを明かしており、ドラム・セットで自分がパフォーマンスするのを見られるかもしれないとしている。
「まだ曲名はないんだけどね。僕がドラムを演奏してて、イーグルスやジェネシスのスタイルでやってるんだ。ギターは全然弾くことができなくて、フィル・コリンズの映像を観て影響を受けたんだよね。嘘じゃないよ。僕はドラム・セットからリード・ヴォーカルを歌ってて、ピート(・ロバートソン)がギターとギター・キーボードを演奏してるんだ」
「現時点ではこれ以上言えないんだけどね。だって、うまくいくかどうか分からないからさ。でも、今は何でもできる気がするんだ。誓って言うけど、先週は完成型の曲を50曲作ったんだ」
先日、ジャスティン・ヤングは、先日マーキュリー・プライズについて「コーヒーポットでコーヒーを飲んで、ケンティッシュ・タウンあたりに住んでて、ピザ・イーストなんかに行くBBC 6のリスナー」にだけアピールしようとしてると批判している。今年のマーキュリー・プライズの候補者は先週発表され、ジェイミー・エックス・エックス、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、スレイヴス、ウルフ・アリス、エイフェックス・ツインらがノミネートされている。選考資格はあったものの、ザ・ヴァクシーンズの『イングリッシュ・グラフィティ』は候補作に残らなかった。
しかし、ジャスティン・ヤングは落胆していないと断言しており、これまで一度もマーキュリー・プライズの好意を受けたことがないという。「僕らは一度もノミネートされたことがないんだ。だから、期待してないよ」と語り、「コーヒーポットでコーヒーを飲んで、ケンティッシュ・タウンあたりに住んでて、ピザ・イーストなんかに行くBBC 6のリスナーのためのもんなんだ。僕らの統計の対象じゃないよね」
ジャスティン・ヤングは続けて、今年の候補作の多くが好きだけれど、顕著な冷遇があると語っている。「いつだって僕らを驚かせてくれる素晴らしいアーティストはいるわけだけどさ、フォールズも、マッカビーズも、エヴリシング・エヴリシングも、ノミネートされてないのは驚いたね。僕としては英国の音楽のある一角を代表するアーティストだと思ってるけど、そうじゃなかったんだろうね。でも、グライムの不在についても同じことが言えるよね」
ある特定のジャンルが評価されない理由について、ジャスティン・ヤングは次のように語っている。「リストが高齢の人々でまとめられているようには見えるよね。俺のオヤジが今年買った12枚みたいな感じだもん。ムカつくとは言わないよ。選ばれているのは大好きなレコードだからね。ただ、やや実態を分かってない感じはあるよね」
受賞してほしいアーティストやアルバムについては、仲間であるロンドンのバンドのウルフ・アリスを選抜している。「でも、その資格があるとは思えないアーティストはいなかったけどね。それは間違いない。ウルフ・アリスが入っていたのは素敵だなって思ったよね。見せかけじゃない純粋なストーリーと純粋な音楽があるんだ。彼らは素晴らしい候補だよね」
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