ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンはソロ・アルバム『テンダネス』が5月31日にリリースされることが決定している。
先日、アルバムからはリード・トラック“Tenderness”が公開されていたが、今回、新曲となる“Chip Away”も公開されている。
新曲“Chip Away”についてダフ・マッケイガンは次のように語っている。「“Chip Away”はケーブル・ニュース局や世論を二分し対立を生んでいる様々な問題に対して、怒りの抗議を浴びせている曲なんだ……諸悪の根源は拝金主義にある。また、この曲では、歴史が何度も何度も繰り返されるという事実、そして俺たちは共に力を合わせ、きっとこれを乗り越えるだろうという事実に主眼を置いているんだ」
アルバム『テンダネス』でダフ・マッケイガンはガンズ・アンド・ローゼズの『ノット・イン・ディス・ライフタイム(Not In This Lifetime tour)』ツアーで2年半にわたり、世界中を回った時の経験を振り返ったものとなっている。
「お互いを最も必要としている時だというのに人々の分断は進行しているんだ」とダフ・マッケイガンは新作について語っている。「近代化によって、旧来の巨大産業が新たな産業に取って代わられていく時代には、脇に追いやられる人々を雇用し、物心両面で支えなくてはいけない。そういう時期が来たんだよ。この国では、ホームレスや麻薬中毒にならずに済むことが可能なんだ、もし俺達が協力し合い、官民一緒になって事態を建設的な方向に向けられるならね。真剣に取り組めば、精神的な疾患にだって立ち向かうことが、少なくとも、その試みや努力が出来るはず。だが、残念なことに、俺達がやっていることと言えば、演説をしては嘘をつき、誰かを名指しで非難して、対立してるだけなんだ。俺達はこんなもんじゃない。遥かにもっと出来ることがあるはずだろ。一人の父親として、俺は娘と妻を愛しているし、自分の母国を愛している。だからこそ俺は今、強い気持ちを持って、声を上げ、行動に移さなければと感じているんだ。それが出来るうちにね。でないと、もう金輪際二度とそんなチャンスは捉えられないかもしれないから」
カリフォルニア州エコー・パークのステーション・ハウス・スタジオを拠点にダフ・マッケイガンとシューター・ジェニングスが『テンダネス』のレコーディングに着手したのは1年前の3月のことで、曲作りとレコーディングはダフ・マッケイガンのガンズ・アンド・ローゼズのツアーとシューター・ジェニングスのアルバム『シューター』がリリースされる合間に行われたという。アルバム『テンダネス』にはシューター・ジェニングス率いる彼のバンドの他、ザ・ウォーターズとダフの兄であるマット・マッケイガンがトロンボーンを担当しているザ・スーサイド・ホーン・セクションが参加している。
リリースの詳細は以下の通り。
ダフ・マッケイガン『テンダネス』
Duff McKagan “Tenderness”
発売日: 2019年5月31日
品番: UICY-15826
価格: 税込 2,700円 税抜 2,500円
日本盤のみSHM-CD仕様
01. テンダネス Tenderness
02. イッツ・ノット・トゥー・レイト It’s Not Too Late
03. ウェイステッド・ハート Wasted Heart
04. フォーリング・ダウン Falling Down
05. ラスト・セプテンバー Last September
06. チップ・アウェイ Chip Away
07. コールド・アウトサイド Cold Outside
08. フィール Feel
09. ブレイキング・ロックス Breaking Rocks
10. パークランド Parkland
11. ドント・ルック・ビハインド・ユー Don’t Look Behind You
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