ジョージ・マイケルはトレイシー・エミンやダミアン・ハーストらの作品を含むアート・コレクションが計1130万ポンド(約16億6,800万円)で落札されている。
ジョージ・マイケルは2016年12月25日にオックスフォードシャーのゴリン・オン・テムズの自宅で自然死によって亡くなっている。
ジョージ・マイケルは芸術作品の熱心な収集家として知られており、ヤング・ブリティッシュ・アーティストのムーヴメントで活躍したアーティストの作品を多く所有していた。今回、ジョージ・マイケルが亡くなってから27ヶ月が経過し、彼が集めていたコレクションがオークションに出品されて、その収益が彼の支援していた団体に寄付されてる。
コレクションにはダミアン・ハーストが2006年に発表した作品「ジ・インコンプリート・トゥルース」も含まれており、ホルマリン漬けにされたハトで表現されたこの作品は91万1250ポンド(約1億3400万円)で落札されている。
また、ホルマリン漬けの牛で、キリスト教の殉教者を表現したダミアン・ハーストによる別の作品「セイント・セバスチャン、エクスクイジット・ペイン」は87万5250ポンド(約1億2900万円)で落札されている。
ジョージ・マイケルが初めて購入した著名な作品であるブリジッド・ライリーによる1982年の絵画「ソングバード」は79万1250ポンド(約1億1600万円)で落札されているほか、トレイシー・エミンの絵画「ハリケーン」は43万1250ポンド(6360万円)で落札されている。
ジョージ・マイケルはまた、1998年に公衆トイレでわいせつな行為を行ったとして逮捕された際の自身を描いた、マイケル・クレイグ・マーティンが手がけた作品を3作品所有しており、3作品はそれぞれ12万5,000ポンド(約1840万円)、4万ポンド(約590万円)、11万2500ポンド(約1610万円)で落札されている。
このオークションはオークション・ハウスのクリスティーズが主催しており、同社のクリスティアン・アルブによれば、出品された作品はジョージ・マイケルが2004年から2009年にかけて収集したものだという。
ジョージ・マイケルは56歳の誕生日を迎えることを記念して、今年の6月に豪華アーティストが出演するトリビュート・コンサートがロンドンで開催されると昨年報じられている。
『ザ・ミラー』紙の報道によれば、トリビュート・コンサートは来年の6月25日にロンドンのブリクストン・アカデミーで開催される予定とのことで、コンサートはジョージ・マイケルの元バック・シンガーであるシャーリー・ルイスやベーシストのデオン・エスタス、ギタリストのマイケル・ブラウンら、彼の元バンドメンバーたちによって企画されたものだという。
ジョージ・マイケルは先日、2019年11月15日に全米で公開予定の『ラスト・クリスマス(原題)』と題された新たなラヴ・コメディ映画で未発表曲が使用されていることが明らかになっている。
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