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サーフ・ロックの先駆者として知られるディック・デイルが亡くなった。享年81歳だった。

米『ビルボード』誌がディック・デイルのマネージメントに連絡をとったところ、現地時間3月16日に亡くなったことを認めており、「ロックンロールにとって悲しい日だ」と述べているという。

本名をリチャード・アンソニー・モンスールというディック・デイルは1937年にボストンで生まれ、60年代に名曲“Miserlou”で名声を得ることになった。

“Miserlou”はリリースから32年を経て、映画『パルプ・フィクション』のオープニングに起用されたほか、ブラック・アイド・ピーズは2006年発表の“Pump It”でサンプリングしている。

ディック・デイルは近年、腎不全や糖尿病といった健康的問題を抱えていることが明らかになっていた。

ブライアン・ウィルソンは訃報を受けて次のようにツイートしている。「ディック・デイルが亡くなったと聞いて残念だよ。ディックのギター・プレイは僕ら全員に大きな影響となったし、63年に発表した『サーフィンUSA』では“Miserlou”をカヴァーしているんだ。愛と慈悲をディックの遺族に送るよ」

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