ビースティ・ボーイズは現存するメンバーでスパイク・ジョーンズが監督を務めるライヴ・イベントを開催することが発表されている。
ビースティ・ボーイズの現存するメンバーであるアダム・“アドロック”・ホロヴィッツとマイク・“マイクD”・ダイヤモンドは、今年の4月にアメリカで「ビースティ・ボーイズ・アズ・トールド・バイ・マイク・ダイヤモンド・アンド・アダム・ホロヴィッツ」と題されたイベントを行うことが発表されている。
ビースティ・ボーイズは現時点でイベントの詳細を発表していないものの、昨年に刊行された回想録『ザ・ビースティ・ボーイズ・ブック(原題)』に関連したものになると見られている。
「ビースティ・ボーイズ・アズ・トールド・バイ・マイク・ダイヤモンド・アンド・アダム・ホロヴィッツ」は現地時間4月5日にフィラデルフィアのタワー・シアターで初日を迎え、4月8日と9日にブルックリンのキングス・シアターで2日間の公演を行う予定となっている。現時点でUKでの公演は発表されていない。
スパイク・ジョーンズはビースティ・ボーイズの象徴的なミュージック・ビデオである“Sabotage”の監督を務めている。スパイク・ジョーンズはまた、今は亡きメンバーのアダム・ヤウクの別人格であるナサニエル・ホーンブロワーについての未公開映画『ウィ・キャン・ドゥ・ディス(原題)』でもビースティ・ボーイズとコラボレーションを行っている。
アダム・ホロヴィッツとマイク・ダイヤモンドは昨年、回想録のプロモーションとして各地でイベントを行っており、11月にはロンドンでもイベントが行われている。『NME』はイベントについて次のように評している。「偽物のトークショウやふざけた衣装、失敗に終わったフィル・コリンズについてのジョークなどが披露された奇妙なエンタテインメントの夜ではあったが、オーディエンスたちの感情を密かに駆り立てるようなものであった。笑いあり、ダンスあり、そして涙あり。ステージの上でもそれ以外の場所でも、涙が流れていた」
ビースティ・ボーイズのマイクDとアドロックは昨年、アダム・“MCA”・ヤウクの死について語っている。
回想録の中でアダム・ヤウクの死について書くということについてマイクDは次のように語っている。「大変だったね。ものすごくつらかったことだからね。友人であり、パートナーである人間を失うこと、しかも、ああいった形で失うことを経験することになるなんて予想していなかった。今も悲しいよ」
「あれを乗り越えて、何が書けるんだっていうね。ああした時期について何を書けるんだってさ。おかしな経緯でさ。みんな、自分を見失ったりすることもあった。言えることは、そう、あの人が惜しいということだけだったね」
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