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ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはシンガーのマイルズ・ケネディとバンドを結成した経緯について振り返っている。

マイルズ・ケネディはスラッシュが2010年にリリースしたセルフタイトルのソロ・アルバムに収録された2曲にシンガーとして参加しており、同年からスラッシュのバンドでリード・ヴォーカルを務めている。

スラッシュはニュージーランドのラジオ局「ベイロック」のインタヴューに応じて、マイルズ・ケネディとバンドを結成するに至った経緯について語っている。

「手短に話すと、俺は2010年にリード・シンガーたちを何人も迎えてのソロ・アルバムを作ったんだ」とスラッシュは語っている。「アルバムの完成が近くなって、あと2曲が残っているっていう時に、その2曲を誰に歌ってもらおうか決めかねていたんだ。マイルズ・ケネディについての噂はその数年前から耳にしていたんだけど、実際に歌声を聴いたことはまだなかったという頃でね」

「昔、スコット・ウェイランドが加入する前に2004年にヴェルヴェット・リヴォルヴァーのためのオーディションをやったことがあったんだ。それもあって、アルバムを作っている時にこう思ったんだよ。『マイルズ・ケネディは興味があるだろうか?』ってね。それで、マイルズの意見を訊いてみようと思ったんだ。マイルズがちょうど、レッド・ツェッペリンとツアーを回るんじゃないかっていう話が出ていた頃だったからね。彼が相応しいんじゃないかって思ったんだ」

マイルス・ケネディについては当時、レッド・ツェッペリンのメンバーであるジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナムの息子のジェイソン・ボーナムがツアーに乗り出すためにヴォーカルを探していたオーディションに参加したことが報じられていた。

スラッシュは次のように続けている。「それで、彼に電話をして『こういうことに取り組んでいるんだけど、興味はあるかい?』っていうことを訊いたんだ。歌を入れてもらうための音源を送って、数日後に歌を入れて返してもらったんだけど、とても衝撃を受けてね。彼をロサンゼルスに呼び寄せて、そこで初めて会うことになったんだ。俺たちはとても馬が合ってね。“Starlight”っていう曲を一緒にレコーディングした後で、もう1曲歌ってくれるように頼んだんだ。“Back From Cali”という曲なんだけどね」

「アルバムを作り終えた後で、この曲たちを今後どうやって披露していこうかっていうことを考えたんだ」とスラッシュは続けている。「アルバムに参加してくれた多くのシンガーたちとツアーを回るわけにはいかないからね。それで、マイルズに頼むことにしたんだ。マイルズであれば、俺がやろうとしている楽曲のすべてをカヴァーできるだろうということを確信していたからね。ソロでの楽曲もそうだし、ガンズ・アンド・ローゼズとか、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの楽曲もね。そうだろ?」

スラッシュ ft. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズは昨年の9月に最新作『リヴィング・ザ・ドリーム』をリリースしている。

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