アイアン・メイデンのシンガーであるブルース・ディッキンソンはバンドとして引退する可能性について言及している。
ブルース・ディッキンソンはスペインの深夜番組「レイト・モーティヴ」に出演して、バンドとして引退することを考えたことはあるかという質問に答えている。
「俺が考える限り、俺たちには引退する理由が見当たらないんだよね」とブルース・ディッキンソンは語っている。「飛行機の操縦士として、よく言われてきたのは、飛行機で誰かが死ぬことはないってことでね。たとえ誰かの首が身体から取れてしまったとしても、その人は亡くなっているわけではないっていうね」
「上司や機長とか……誰かに『この人の首が落ちてしまっています』と言ったところで、『それで、彼は亡くなったのか?』『いえ、誰かが法的に亡くなったというまで彼は亡くなっていません』ということになるわけでね。そういうわけで、誰かが立ち上がって『そうですね。彼は間違いなく亡くなっています』というまでは、その人が亡くなったことにはならないんだ。『なるほどね! なら君にその責任がある。君が彼を殺したんだ』っていうね」
「ロックンロール・バンドもそれと同じだと思うんだ。俺たちが死ぬことはないんだよ。実際には亡くなってしまったとしても、完全に死ぬことはないんだ」
ブルース・ディッキンソンはまた、フェンシングのイギリス代表としてオリンピックへの出場を打診されたことがあるという噂についても語っている。
「ポップスターやロックスターには、100%が事実とは限らない話がでっち上げられることになるんだ。確かに俺はフェンシングの選手として悪くはなかったよ。けど、現実問題として、俺はイギリスで7位だったんだ。オリンピックの代表というのは、1位や2位、3位たちの話でさ。7位は3位とは違うんだよ」
「そういうわけで、オリンピックの代表に俺が加わるというのは、ありえない話でさ。オリンピックの代表になりたいかって? そりゃあね、もちろんだよ。ブレザーのユニフォームはカッコいいからな。あのトラックスーツはクールだよ」
ブルース・ディッキンソンのインタヴュー動画はこちらから。
アイアン・メイデンは今年の7月より「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーを再開させる予定となっている。アイアン・メイデンは昨年「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーのヨーロッパ・ツアーを行っており、今年は北中米の6ヶ国でのべ41公演を行う予定となっている。アイアン・メイデンは「レガシー・オブ・ザ・ビースト」ツアーの全日程で175万人以上の観客を動員することが見込まれている。
広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.