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エミネムのスポークスマンは彼がWWEとゲームソフトやテレビ番組に参加する契約を結んだという報道を否定している。

スポーツ情報サイト「ファイトフル」は先日、エミネムがWWEのゲームソフト「WWE 2K20」のサウンドトラックに楽曲を提供して、2015年に「WWE・ロウ」でパフォーマンスしてレスラーに「襲撃」されたマシン・ガン・ケリーに続いて、WWEの番組「スマックダウン」に出演する契約をWWEと結んだことを報じていた。

しかしながら、エミネムのスポークスマンを務めるデニス・デネヒーは今回、エミネムはWWEといかなる契約も結んでいないとしてこの報道を否定している。

「第三者や(WWEのゲームの販売元である)『2Kスポーツ』を交えて、短時間の模索的な段階の協議はしたけど、エミネムのチームは参加していない」とデニス・デネヒーはプロレス情報サイト「プロ・レスリング・シート」に明かしている。「模索的な協議という範疇を超えることはなかったし、これに反している報道はすべて間違ったものだ。現時点でいかなる計画もないよ」

デニス・デネヒーが両者間の契約を否定している一方で、「ファイトフル」の編集者であるショーン・ロス・サップは自身の報道の信憑性の高さを改めて強調している。

「エミネムのチームは好きなように否定すればいい。秋になるのを待とう」とショーン・ロス・サップはツイートしている。「エミネムのチームや2K、マネージメント、そしてWWEの人たちが外へ出すことを望んでいなかった情報を発信したことで法的な脅迫を受けているけど、僕たちは歓喜しているよ。僕たちはいかなる秘密保持契約書にも署名していない。情報を自由に報じる権利があるんだ」

彼は次のように続けている。「もしエミネムのチームがこれから契約を取り下げたり、既に取り下げていたのだとしたら、契約をまとめた人たちのことを気の毒に思うよ。けど、契約は今日、合意に至ったんだ。誰かの代理人が何と言おうと、僕が伝えた通りにね」

エミネムは先日『ザ・マーシャル・マザーズLP』をリリースして以来、同作で経験した成功やクリエイティヴ面での産物を「ずっと追いかけていた」ことを明かしている。

デトロイト出身のエミネムが2000年の5月にリリースしたサード・アルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP』には、“Stan”や“The Way I Am”、“The Real Slim Shady”などの楽曲が収録されており、同作は全世界で3500万枚のセールスを記録している。

「100%正直に言うと、これはずっと感じていたことなんだけど、俺はずっと『ザ・マーシャル・マザーズLP』を追いかけていたんだ」とエミネムは語っている。「あれは瞬間を捉えたようなアルバムだったからね。言ってること分かるだろ? あのアルバムのことを振り返ると、タイムカプセルのようなものだったと思うんだよね。当時の状況だったり、人生における混乱が詰め込まれているんだ」

「たくさんのことが目まぐるしく起きていて、収拾がつかなくなっていったんだよ。当時の俺には怒りが溜まっていたんだ」とエミネムは続けている。「誰かが『昔のエミネムが恋しい』って言っているのを聞くとさ、きっと奴らが恋しいのはそういうものなんじゃないかって思うんだよね。奴らが恋しいのはそういう怒りなんだ。今の俺には当時のような怒りはないけど、同じくらいの情熱は持っている。時にはそれがうまく出てこない時もあって、『一体これはなんだよ? ちょっと待ってくれ』ってなることもあるけどね」

「自分が誰と競っているのかは分からないけど、俺が目指しているのは……新しい世代にもたくさんの素晴らしいラッパーやアーティストたちが出てきているからね。俺もそういうのは見ているし、素晴らしいことだよ。俺の中にある競争心は、その最高峰に追いつくことを目指しているんだ」

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