ビリー・アイリッシュは彼女のことをかつてのニルヴァーナのように熱狂的なファンダムを巻き起こす真のロック・スターだと述べたデイヴ・グロールのコメントに自身の見解を示している。
イギリスのラジオ局「ラジオX」に対してビリー・アイリッシュは今回、フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールのコメントに自身の見解を示しており、引き合いに出して語られたことは間違いなく非常に嬉しかったと述べている。
ビリー・アイリッシュは次のように語っている。「あれは信じられなかったわ。冗談でしょ? 彼はロックは死んでないと言った。私がいるからって。ねえ、私は彼の音楽で育ったのよ。そうでしょ? ロックだって? 信じられないわ」
ビリー・アイリッシュは続けてデイヴ・グロールの家族について次のように語っている。「デイヴは本当に素敵な心の持ち主よね。それに彼の娘さんたちも大好きだわ。彼は素晴らしい人だし、もちろん娘さんたちもね。だって、父親があの人だからね」
カート・コバーンが亡くなったのは1994年で、現在17歳のビリー・アイリッシュはニルヴァーナを生で見ることができなかったが、ニルヴァーナの音楽をずっと聴いていたと認めている。
彼女は次のように続けている。「ロックにハマる時期があって、それってずっとなくならないものよね。今でもマイ・ケミカル・ロマンス、グリーン・デイ、ニルヴァーナとフー・ファイターズを聴いているわ」
デイヴ・グロールのコメントは、今年2月にポールスター・ライヴのカンファレンスで行われたライヴ・ネイションのCEO、マイケル・ラピノとのトーク・セッションの中でのものとなっている。彼はビリー・アイリッシュのコンサートを観に行ったことを明かし、彼女を高く評価して次のように語っている。「少し前に、ビリー・アイリッシュを観に行ったんだ。とんでもなかったよ。信じられなかったね。娘がビリー・アイリッシュにハマっているんだ」
しかしながら、デイヴ・グロールのはインスタグラムへの投稿で、音楽媒体での「安易な改変」は的外れだとして該当部分を文字起こししたものを公開している。
デイヴ・グロールは次のように述べている。「『数々の』理由で、そしてビリー・アイリッシュへの敬意を表して、ポールスター・ライヴのカンファレンスで自分が実際に語った言葉の文字起こしを公開したいと思う。完全に的外れの安易な改変が出回っているからね」
「……少し前に、ビリー・アイリッシュを見に行ったんだ。とんでもなかったよ。信じられなかったね。娘がビリー・アイリッシュにハマっているんだ。そして、娘たちと共に目撃したものはちょうど自分が娘たちの年頃で経験した衝撃と同じものだった。娘たちはビリー・アイリッシュを聴いて、そこに自分を投影しているんだ。彼女は完全に娘たちに繋がっていたんだよ」
「だから、僕たちはビリー・アイリッシュを見にウィルターンへ行ったんだ。彼女の観客との繋がりは1991年のニルヴァーナで起きたのと同じものだった。観客は歌詞の一言一句を知っていた。自分たちだけの秘密みたいにね。それで、僕は分からないんだ……彼女の音楽は定義しがたいんだよ! 何と言い表せばいいのか分からない! 彼女のことをみんなに説明しようとするんだけど、分からないんだ……」
「今でもまだ分かっていないんだ。だけど、本物だよ。僕はそういうのをロックンロールと呼んでいた。そんなわけで……それをやってのけるためにいくつかの楽器をどう使おうと、どうでもいいんだ。ビリー・アイリッシュのような人を見るとね、そうだな……ロックンロークは死に際になんか向かっていないと思うんだ」
ビリー・アイリッシュは多くの評価を得ることになったデビュー作『ドント・スマイル・アット・ミー』や、いくつかのシングルに続いて、デビュー・アルバム『ホエン・ウィー・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥー・ウィー・ゴー?』を3月29日にリリースする予定となっている。
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