今年7月に「BBCラジオ4」の「デザート・アイランド・ディスクス(無人島に持っていくアルバム)」に登場したノエル・ギャラガーは、このラジオ番組への出演で獲得した新たなファン層を「シルバー層」と冗談めかして呼んでいる。
10月19日にロンドンで開催されたQアウォーズの会場で、ノエル・ギャラガーはこのラジオ出演でこれまでとは違う年齢層のファンを開拓したことを明かしている。
「あれ(デザート・アイランド・ディスクス)をやってから、俺は毎日のように街で呼び止められるんだ。年配の人たちに、って言えばいいのかな」と今年7月のラジオ出演以降を振り返っている。
「実際、彼らはこう言ってきたよ。『ずっとあんたのことをろくでなしだと思っていたが、デザート・アイランド・ディスクスに出ているのを聴いたら、あんたの音楽をチェックしようかと思うようになった』ってね。これで俺はシルバー層にもファンを広げたな。いいことだ!」
Qアウォーズの会場でのインタヴューの映像はこちらから。
そして、ノエル・ギャラガーは新しい楽曲の制作に取り組んでいることを認めている。「今、曲を書いていて、どこでもサックスをずっと聴いてる。参ったことに、その音が頭から離れなくてさ。サックスを曲の構成の一部として織り込んでいくことになるんじゃないかな」
Qアウォーズでは、今年発売したノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズのアルバム『チェイシング・イエスタデイ』が最優秀アルバム賞を受賞している。このアルバムについて、ノエル・ギャラガーは「今後は俺がやりたいことをできると思う。正直に言って、飛び上がるほどうれしいよ。こんな気分になることは滅多にないけど、今は本当にうれしい。これくらいのステージに到達しても、まだ人々に受け入れられているってことが重要だからね」と語っている。
また、10月20日には、12月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで1度きりのライヴを行うことを発表した。
このライヴはニュー・シングル“The Dying Of The Light”の発売前夜にあたる12月10日に開催される予定だ。
そして、既報の通り、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズはライヴ活動を再開し、4月21日に行われるグラスゴーのSSEハイドロでの公演から4月末のボーンマスのBICでの公演までのツアーを行う予定だという。その間にはアバディーン、リヴァプール、リーズ、そしてバーミンガムでの公演も予定している。また、スーパー・ファーリー・アニマルズがボーンマス以外の全日程でサポートを務める。
ツアー日程は以下の通り。
ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール(12月10日)
グラスゴー SSEハイドロ(4月21日)
アバディーン AECC(4月24日)
リヴァプール エコ・アリーナ(4月25日)
リーズ ファースト・ダイレクト・アリーナ(4月27日)
バーミンガム ジェンティング・アリーナ(4月29日)
ボーンマス ボーンマス・インターナショナル・センター(4月30日)
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