サバイバーの元ベーシストで、ヒット曲“Eye of the Tiger”などに参加しているステファン・エリスが亡くなった。享年69歳だった。
ステファン・エリスの訃報はサバイバーのフェイスブックで明らかになっており、ギタリストのフランキー・サリヴァンはステファン・エリスがバンドにもたらしてくれた彼の「特別な魅力」を称えている。
「ステファン・エリスが亡くなったことを聞き、私たちは打ちのめされています。ステファンは音楽だけにすべての関心を向けていたような男でした。彼はファンにとってもバンドにとっても、紛れもない特別な魅力を持った人物でした。個人的にも、ステファンのことは大好きでした」とフランキー・サリヴァンは述べている。
「僕が最も、そしてハッキリと覚えているのは、“Keep It Right Here”を書いた時のことです。イントロには彼のパートであるベースラインがミックスされ、この曲のベース・パートは、僕が自分のギターをさらに高めるきっかけを与えてくれました。僕らは共に楽曲を作り、スタジオで共に生活していました。ブルーのベースを首にかけて演奏していたステファンの姿は、楽曲そのものと同じくらいハッキリと覚えています」
https://www.facebook.com/survivortheband/posts/2113475828747086
「ギタリストとベーシスト同士として、ステファンと僕は長年にわたって同じ空気を共有していただけでなく、互いにそれぞれの要素も持ち合わせていました。僕たちは互いから学び合い、彼の落ち着き払った態度は僕の彼に対する最初の印象となっただけではなく、何度も助けられました。彼は今日の検閲では失われ、記者によっても語られることのない冒険的な物語を伝える名手でした。しかしながら、僕は間違いなく彼から学んだことがあります。それは僕ら全員でやったということです」
フランキー・サリヴァンは続けている。「僕はステファンのことを惜しむことになるでしょう。僕たちの全員がそうです。僕たちはこれから何年が経とうとも、彼がいかに僕らを笑わせてくれたか、そして当時のロックンロール・バンドにとって最も重要なこととして、彼がいつの日か僕らに教えてくれた『氷』についての教訓の話をし続けることでしょう」
「僕にとって、ステファン・エリスはそういう人物でした。彼は過小評価されており、決して時代遅れになることのなかった人物です。服装にも常にこだわりを持っていました。ガーゴイルのサングラスをかけた彼は、そういう服装がよく似合うクールな人でした。髪をきちんとセットし、常に準備が整っていたステファン・エリスは、彼らしいやり方で、思うがままに自分の人生を生きたのです」
「みんな、君を愛してるよ、ステファン!」
ステファン・エリスの死因については現時点で明らかになっていない。
ステファン・エリスは“Eye of the Tiger”のほか、『ロッキー4/炎の友情』に収録された“Burning Heart”や“The Search Is Over”、“High on You”などに参加している。
1981年にサバイバーに加入したステファン・エリスは1987年に一度脱退した後で、1996年から1999年にかけて再加入している。その後、彼は2005年にもバンドに再加入している。
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