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カート・コバーンの元恋人であるメアリー・ルー・ロードはカート・コバーンの死からいかにして立ち直ったかについて語っている。

メアリー・ルー・ロードはかつてカート・コバーンと交際していたことで知られている。カート・コバーンはその後コートニー・ラヴと結婚して、1994年に亡くなっている。

メアリー・ルー・ロードは自身のポッドキャスト「ハウ・ザ・ヘル・ディド・ザット・ハプン? ウィズ・メアリー・ルー・ロード&マリアン・ウィンドウ」の中で、カート・コバーンが亡くなった当時を振り返っている。

メアリー・ルー・ロードは次のように語っている。「カートが亡くなった時のことだけど、私はそれまで、『ああ、彼はコートニー・ラヴと一緒なのね。そう長くは持たないわ。彼女との関係が終わったら、どうにかして彼に連絡した時か、もしくは彼から連絡が来た時に、『一体何を考えていたの?』って言ってやるんだから』って思っていたの」

「私は絶対そうなると思っていたのに、それが実現することはなかった」と彼女は続けている。「本当に辛い喪失だったわ。コートニーの時に彼を失ってしまっただけでなく、亡くなったことでもう一度彼を失ってしまったんだから。この気持ちがなくなることはないと思っていたわ。『一体何を考えていたの?』って言う自分はいなくなってしまったのよ」

メアリー・ルー・ロードは続けて、エリオット・スミスと出会ったことがカート・コバーンを失った喪失感から立ち直る助けになったことを明かしている。メアリー・ルー・ロードはエリオット・スミスと共にツアーを行っているほか、彼の楽曲のプロデュースも手がけている。エリオット・スミスは2003年に34歳で亡くなっている。

「本当につらい出来事だった。だけど、それは、エリオット(・スミス)に出会って彼が私の人生に入り込んで来た時にすべて和らぐことになったの。私は彼との仕事に自分の感情や愛を注ぎ込めるようになった。『神様、私はこれを失いたくない』って思うくらい、大切に思っていたわ。彼の音楽も、彼の友情も、私にとってはすごく大切なものだった。本当に特別だったの」

一方、ニルヴァーナのマネージャーの一人として知られるダニー・ゴールドバーグはカート・コバーンが亡くなってから25年となることを受けて書籍を刊行することを発表している。

ダニー・ゴールドバーグは1990年から1994年にかけてニルヴァーナのマネージャーを務めていた人物で、レッド・ツェッペリンやボニー・レイットらのマネージャーを務めていたことでも知られている。

『サーヴィング・ザ・サーヴァント:リメンバリング・カート・コバーン(原題)』と題された本書には、ダニー・ゴールドバーグによるカート・コバーンとの思い出や、コートニー・ラヴやニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォゼリックを初めとした、カート・コバーンの家族や友人のへインタヴューなどが収められているという。4月2日に刊行される本書では、コートニー・ラヴとの結婚生活や、娘のフランシス・ビーン・コバーン、依存症との闘いなどについても綴られているほか、これまで公になっていなかった文書なども収められているという。

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