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トーク・トークの結成メンバーであるマーク・ホリスが亡くなったと報じられている。享年64歳だった。

正式な発表はないものの、いくつかのメディアやマーク・ホリスの周辺から訃報が報じられている。マーク・ホリスの従兄弟であるアンソニー・コステロや元バンド・メイトのポール・ウェッブ、トーク・トークのミュージック・ビデオを監督したティム・ポープらはマーク・ホリスに追悼の意を表している。

トーク・トークのリード・シンガーで主要なソングライターであったマーク・ホリスは1981年にドラマーのリー・ハリス、ベーシストのポール・ウェッブ、キーボーディストのサイモン・ブレナーと共にトーク・トークを結成している。“Talk Talk”、“It’s My Life”、“Such a Shame”といったシンセ・ポップによる初期のシングルで成功を収めたトーク・トークは『スピリット・オブ・エデン』 や『ラフィング・ストック』といった批評的な成功を収めたアルバムをリリースしている。

バンドは1991年に解散し、マーク・ホリスは絶賛されたセルフタイトルのソロ・アルバムを1998年にリリースし、その後、音楽業界から引退している。当時、ツアーには出ず、私生活に重点を置くことについてマーク・ホリスは次のように語っている。「家族を選んだんだ。他の人はできるんだろうけど、僕にはツアーをしながら、同時にいい父親であることはできないんだよ」

ティム・ポープは次のようにツイートしている。「トーク・トークのマーク・ホリスよ、さようなら。遺族にはお悔やみを申し上げます。僕らはたくさん、たくさん一緒に笑ったよね」

従兄弟であるアンソニー・コステロは次のようにツイートしている。「安らかに。マーク・ホリス。義理の従兄弟よ。素晴らしい夫で、父親だった。魅力的で、信念のある人だった。20年前に音楽業界から引退したけど、説明のできない音楽的アイコンだった」彼はその後、マーク・ホリスのファンからの「素敵な反響」に感謝している。

ラスティン・マン名義で活動するトーク・トークのベーシストだったポール・ウェッブは元バンド・メイトに追悼の意を表している。「マーク・ホリスの訃報を聞いて、ショックを受けて、悲しんでいます。音楽的に彼は天才だったし、彼とバンドにいることは光栄でしたし、特権でした」

「長年、マークとは会ってなかったんだけど、僕らの世代の多くのミュージシャンと同様、彼が音楽的アイディアを開拓していくことに深く影響されたんだ。他にはない形でサウンドとスペースに深みを生み出す方法を知っていたんだ。彼は最高じゃなかったにしても、素晴らしい1人だったよ」

https://www.facebook.com/RustinManOfficial/posts/1701460283286932

デュラン・デュランのサイモン・ル・ボンは次のように述べている。「僕ら、デュラン・デュランは偉大な音楽的革新者の1人であるマーク・ホリスが亡くなったと聞いて、非常に残念だよ。彼が結成して、フロントマンを務めていたトーク・トークとは1982年に一緒にツアーをやったんだ。素晴らくて、すごく魅力的な並びでね。マークは“It’s My Life”と“It’s A Shame”といった本当に素晴らしい楽曲のメイン・ソングライターだったんだ」

彼は次のように続けている。「1988年には途轍もないアルバムである『スピリット・オブ・エデン』 がリリースされた。彼の才能が忘れられることはなく、彼の音楽は生き続けるよ」

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