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ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュは初めてアクセル・ローズの歌声を聴いたときの感想を語り、「ソウルフル」だと思ったことを明かしている。

スラッシュは『ケラング!』誌の新たなインタヴューで、自身が加入する以前のガンズ・アンド・ローゼズのライヴを観に行くまでのエピソードを語っている。

アクセル・ローズの歌声を初めて聴いたときのことを覚えているか訊かれると、スラッシュは次のように語っている。「イジー(・ストラドリン。ガンズ・アンド・ローゼズの結成メンバー)が俺んちに持ってきたカセットで聴いたのが最初だね。とんでもないノイズと、マジで限界を超えちまった高音の歌が録音されていたんだ。第一印象はとてもソウルフルだと思ったよ。その歌声はブルージーでメロディックなところがあって、ああいうタイプの声では珍しいことだったんだ。あんなメロディをあれだけ自然に聴かせられる奴なんてめったにいないわけでさ。それであいつとイジーが演奏しているところを一度観に行ったんだ。実はあのカセットと同じ奴を観に行こうとしていたことには気づいていなかったんだけどさ。ステージではマジでハードコアだった。イジーは膝をついて滑ってみせたり、アクセルは拳をぶん回したりしていたよ。クールだったね。ファックって感じでさ」

1984年、ハリウッド・ローズのメンバーであったイジー・ストラドリンはL.A.ガンズのメンバーのトレイシー・ガンズと共同生活を送っている。L.A.ガンズが新しいヴォーカリストを探していたとき、イジー・ストラドリンはハリウッド・ローズのヴォーカリストだったアクセル・ローズを紹介し、1985年3月にはガンズ・アンド・ローゼズが結成される運びとなった。結成メンバーにはアクセル・ローズ、リズム・ギタリストのイジー・ストラドリンに加え、L.A.ガンズからリード・ギタリストのトレイシー・ガンズ、ドラマーのロブ・ガードナー、ベーシストのオーレ・べーチが参加している。

彼らの最初のショウは「L.A.ガンズとハリウッド・ローズによるガンズ・アンド・ローぜズ」という名目で、1985年3月26日に行なわれている。このショウの後、オーレ・べーチは解雇されダフ・マッケイガンが加わっている。同時期にバンドは “Don’t Cry”、“Heartbreak Hotel”のカヴァー、“Think About You”、 “Anything Goes”を収録したEPのリリースを計画している。これらの楽曲のデモ制作はバンドにとって初めてのラジオ・インタヴューの際に行なわれている。しかし、リリースの計画は頓挫し、トレイシー・ガンズがアクセル・ローズと口論の末に脱退、その代役として、ハリウッド・ローズでアクセル・ローズやイジー・ストラドリンとバンドメイトになっていた経験のあるスラッシュが加入している。

先日、ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるダフ・マッケイガンは再結成したクラシック・ラインナップで新たなアルバムを制作すると語っている。

ダフ・マッケイガンは今回アクセル・ローズが取り組んできたデモ音源を聴いたことを認め、ラジオ番組「トランク・ネイション」に次のように語っている。「何かをやる直近のスケジュールがあるわけではないんだ。アクセルが取り組んでいた素晴らしいものは聴いたよ。彼がやっているのはクールなものでね。だから、もちろん、その可能性については楽しみにしているよ」

しかし、ダフ・マッケイガンは新曲についてすぐにはならないと述べている。「興奮してもらいたくはないんだけどね。俺たちはやる時にやるわけでさ。そういうことなわけでね」

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