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映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主役のフレディ・マーキュリー役を務めたラミ・マレックは第91回アカデミー賞で主演男優賞の受賞スピーチを行った直後にステージから落下していたことが明らかになっている。

ラミ・マレックは会場となったロサンゼルスのドルビー・シアターにあるステージから落下して、救急救命士による診断を受けている。

幸運にもラミ・マレックに怪我はなく、その後バックステージでシャンパン・ファイトによる祝福の輪に加わっている。

「ステージの上では、自分がどういうふうに見えているのか分からなかった。人生にこんな瞬間が訪れるなんて、思ってもみなかったよ」とラミ・マレックは授賞式後に語っている。

「俳優として、僕たちの多くがそうであるように、夢見ることはただ一つだと思うんだ。そしてそれは、この賞の受賞ではなく、俳優としての仕事を得るということなんだ。この賞を手にできるなんて、僕自身もそうだし、僕の家族だって想像すらしていなかったよ」

「とてもつらい闘いだった。僕がこの賞をみなさんと祝福できているのは、何事も乗り越えられるということや、何だって実現可能だということの証なんだ」

ラミ・マレックは受賞スピーチの中で、自身の恋人であり、映画ではフレディ・マーキュリーの長年の友人であるメアリー・オースティン役を演じているルーシー・ボイントンへの感謝を述べている。

「ルーシー、君はこの映画の心だよ」とラミ・マレックは語っている。

「君は本当に才能に溢れた人だ。君は僕の心も奪ったんだよ」

また、ラミ・マレックはフレディ・マーキュリーのルーツに自身のルーツを重ねて、彼への感謝を述べている。フレディ・マーキュリーはインド系のパールシー教徒の両親のもとに生まれている一方で、ラミ・マレックはエジプトから移民してきた両親のもとにアメリカで生まれている。

「ゲイで、移民で、自分の人生を自分らしく生きる人についての映画になっています。皆さんと共に彼やこの物語を祝福できるという事実は、私たちがこのような物語を求めていたという証だと思います」

「僕はエジプトからの移民の息子です。僕は移民2世のアメリカ人で、自分自身の物語を書いている最中なのです」

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