Jay Blakesberg

Photo: Jay Blakesberg

ショーン・レノンとプライマスのレス・クレイプールによるユニット、ザ・クレイプール・レノン・デリリウムはアメリカのテレビ番組に出演して、パフォーマンスを披露している。

ザ・クレイプール・レノン・デリリウムは2月22日にセカンド・アルバム『サウス・オブ・リアリティ』をリリースすることが決定している。

「ザ・レイト・ショウ・ウィズ・スティーヴン・コルベア」に出演したザ・クレイプール・レノン・デリリウムは新作より“Blood and Rockets”を披露している。

“Blood and Rockets”はNASAの宇宙開発計画に大きな影響を与え「宇宙開発の真の父」とも呼ばれるロケット科学者でありながら、オカルトにのめり込み、歴史から抹消されたジャック・パーソンズをテーマにした楽曲となっている。

ショーン・レノンはミュージック・ビデオについて次のように語っている。「ジャック・パーソンズは月へ行くための液体燃料技術を開発した天才ロケット科学者で宇宙開発のパイオニアだった。彼は後にNASAとなるジェット推進研究所(JPL)を設立したこともあり、月の裏側の大きなクレーターが彼の功績にちなんで命名された。しかし、彼はアレイスター・クロウリー(20世紀最強の黒魔術師にして「世界で最も邪悪な男」と呼ばれている)のカルト教団「東方聖堂騎士団」の敬虔なリーダーとなり、パサデナの彼の自宅で官能的な儀式を秘密裏に行なっていた。彼のオカルトへの執着が自らを終焉に招いたとみる向きもある(パサデナの自宅で化学燃料を用いた秘密裏に行っていた錬金術の実験中に大爆発事故で死去)。リッチ・ラグスデールが監督するこのビデオは、その数奇な人生と狂気の世界を見事に正確に表現している。バフォメット(山羊の頭を持った悪魔)はもうひとりのアメリカの英雄、マーロン・ブランドをかなりもっともらしくイメージしている。みんなに楽しんでもらえると嬉しいよ」

新作『サウス・オブ・リアリティ』の日本盤ボーナストラックには、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、ザ・フー、そして日本が世界に誇るフラワー・トラベリン・バンドのカヴァー4曲が収録されることも決定している。

リリースの詳細は以下の通り。

ザ・クレイプール・レノン・デリリウム『サウス・オブ・リアリティ』
The Claypool Lennon Delirium/South of Reality
2019/02/22 release SICX-121
¥2,400+税 日本盤ボーナストラック4曲収録
解説:藤本国彦 対訳:宮城裕次
01 リトル・フィッシズ/Little Fishes
02 ブラッド・アンド・ロケッツ(1stシングル) / Blood and Rockets : Movement I, Saga of Jack Parsons – Movement II Too the Moon
03 サウス・オブ・リアリティ/South of Reality
04 ボリスカ/Boriska
05 イージリィ・チャームド・バイ・フールズ/Easily Charmed by Fools
06 アメジスト・レルム/Amethyst Realm
07 トーディマンズ・アワー/Toadyman’s Hour
08 クリケット・クロニクルズ・リヴィジテッド/Cricket Chronicles Revisited : Part I, Ask Your Doctor – Part II, Psyde Effects
09 ライク・フリーズ/Like Fleas 3:32
日本盤ボーナストラック
10 天の支配/Astronomy Domine (Pink Floydのカバー)
11 ボリスのくも野郎/Boris The Spider (The Whoのカバー)
12 クリムゾン・キングの宮殿/The Court Of The Crimson King (King Crimsonのカバー)
14 Satori/ Satori (Flower Travellin’ Bandのカバー)

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