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ポーティスヘッドのジェフ・バーロウは、許可なく「ひどい女性蔑視の曲」に自身の音楽をサンプリングしたとしてリル・パンプを批判している。

ビーク>の活動でも知られるジェフ・バーロウはリル・パンプの“Racks on Racks”について、一連のツイートの中で次のように批判している。「リル・パンプとは誰なんだ?」とジェフ・バーロウはツイートしている。「彼は僕とベン・ソールズベリーによる『アナイアレイション -全滅領域-』の音楽を、ひどい女性蔑視の曲に使用しているんだ」

「一応言っておくと、僕たちは一切許可を出していない」とジェフ・バーロウは続けている。「娘を持つ2人の父親として、こういう曲には本当に我慢ならないね」ベン・ソールズベリーはジェフ・バーロウのこの投稿をリツイートしている。

ジェフ・バーロウはさらに次のようにツイートしている。「彼のことはラッパーと呼べるのかもしれないけど、彼はラキムでもなければ、チャック・Dでもギルティ・シンプソンでもない。彼らこそがラッパーだよ。この男は女性蔑視者以外の何者でもない」

「この曲からとれるロイヤリティがないんだ」と彼は続けている。「こういうことは前にもあったけど……僕たちにどうにかできるのであれば、彼には強制的に、女性を保護する団体のためのチャリティに全額を寄付させるよ」

「#metooムーヴメントが起きているこの世界に、こんな曲が存在していることもそうだし、批判の対象にすらならないのはどうしてだ? まったくもってバカげているよ」と彼は締めくくっている。

ジェフ・バーロウによる一連のツイートはこちらから。

ジェフ・バーロウは「ピッチフォーク」に寄せた声明の中で、『アナイアレイション -全滅領域-』に収録された“The Alien”が“Racks on Racks”にサンプリングされていることを認めている。

「私たちは一切ロイヤリティをもらえる予定がありません、ここでの問題は著作権の侵害ではありません」とジェフ・バーロウは語っている。「私たちはみなさんに、我々が若い女性の品位を恐ろしく貶めるような楽曲に音楽の使用許可を出すことは絶対にないということを知ってほしいのです。父親であり、また、『#Metoo』運動の確固たる支持者として、こういった楽曲がメディアの非難の対象にならないことに驚いています。私たちは時代遅れで、この曲は私たちのような人のための曲ではないと言う人たちもいるでしょう。もしかしたら彼らは正しいのかもしれません。しかし、どんな年齢であっても、女性差別が言語道断であることに変わりはありません」

リル・パンプは現時点でこの件についてコメントをしていない。

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