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カート・コバーンとコートニー・ラヴの娘であるフランシス・ビーン・コバーンは、父親であるカート・コバーンが亡くなったことを母親のコートニー・ラヴからどう伝えられたかについて語っている。

カート・コバーンはフランシス・ビーン・コバーンが1歳だった1994年に自殺で亡くなっている。

フランシス・ビーン・コバーンはル・ポールのポッドキャスト「ホワッツ・ザ・ティー?」に出演して、幼少期に父親の死を母親からいかにして伝えられていたかについて語っている。

「5歳になるまでは父親が自殺で亡くなったことは教えられていなかった。落ち着いて話ができるようにって、母が1年前から私をセラピーに通わせてくれていたの」とフランシス・ビーン・コバーンは語っている。

インタヴュアーのル・ポールが「5歳でそういう話を聞くのはつらい」と語ると、フランシス・ビーン・コバーンは次のように応じている。

「ええ、つらいことだったわ。おかしな話なんだけど、大人になってから、自分がコミュニケーションに長けているっていうことに気がついたの。よく『通訳みたい』っていうことを言われるんだけど、私は相手の感情をその人にも理解できるような言葉でそのまま返すことができるの。これは間違いなく、その時のセラピーで身につけたコミュニケーション能力だと思っている」

「おかげで自分を表現できる幅が広がったと思っているし、自分の感情やフィーリング、精神的な部分を、攻撃的になることなくコミュニケーションとして伝えられるようになったと思う」

同じインタヴューの中で、フランシス・ビーン・コバーンはニルヴァーナの音楽を聴くのがつらいとして、実の父親の音楽であるというだけでなく、感情的に高ぶってしまうのがその理由だと語っている。

「感情が高ぶってしまうの」とフランシス・ビーン・コバーンは語っている。「私について歌っている時があったり、とてもよく知っていることや、実際に私にも関連があることについて歌っていたりするから」

「とりわけカートの音楽面のことについて言えば、カートの芸術性が他とは一線を画したものだっていうことは分かるし、同じアーティストの一人として彼の歌詞やメロディー、そして彼自身がいかに重要でかけがえのない存在だったのかも分かる。だけど、感情的な部分では、やっぱりこの人は私にとってのサンタクロースのような人でね。サンタークロースと繋がっているような気分になるの。だから、感情的になってしまうのよ」

フランシス・ビーン・コバーンは昨年の7月、コロムビアとアルバムを2枚リリースする契約を結んだことが報じられている。

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