グレタ・ヴァン・フリートのベーシストであるサム・キスカはザ・ブラック・キーズについて活動ペースを上げなければ、彼らは「ありふれたバンド」として見られてしまうと語っている。
サム・キスカは豪『ヘヴィ』誌によるインタヴューの中で、ダン・オーバックとパトリック・カーニーからなるザ・ブラック・キーズについて、2014年の『ターン・ブルー』に続く新作をいつ出すにせよ、彼らには試練が待っていると語っている。
「彼らは長い間アルバムを出していないよね。彼らはいずれかの地点で、ありふれたバンドの一つになるのか、21世紀初頭のロックンロールを示し体現しているような、極めて重要なバンドになるのかを決めなければいけないと思うよ」
どうやらサム・キスカは、『アンセム・オブ・ザ・ピースフル・アーミー』というデビュー作に続く次回作に向けてプレッシャーがかかっている自らを、通算9作目となる新作を待望されているザ・ブラック・キーズの状況と照らし合わせているようだ。
彼は次のように語っている。「一つのことを考え過ぎてしまうと、不自然になって、そればかりに囚われてしまうことにもなりかねないわけだけどさ。僕らは自分たちにできることをやるまでだし、自分たちが聴きたい音楽をやる。そうすることで、音楽的にも成長できるんだと思う」
同じインタヴューの中でサム・キスカはグレタ・ヴァン・フリートの新作について「世界的な」アルバムになると語っている。
「世界中をツアーして、日本やオーストラリアを訪れたわけでね。そういう新しい体験をするなかで頭に浮かんできたサウンドや色彩は、そのままアルバムにも表れている。僕たちの創造力を高めてくれるようなものでしかないよ。これまで見たことがなかった、たくさんの美しいものを見られるんだからね」と彼は語っている。
ザ・ブラック・キーズは2014年の『ターン・ブルー』以来、アルバムをリリースしていないものの、パトリック・カーニーとダン・オーバックの二人はその間にも精力的に他のプロジェクトに取り組んでいる。
ドラマーのパトリック・カーニーは、かつてのライバルとして知られるジャック・ホワイトの元妻、カレン・エルソンが2017年にリリースした『ダブル・ローゼズ』のプロデュースに参加している。
一方、ギタリスト/ヴォーカリストのダン・オーバックは、ケイジ・ジ・エレファントの2015年のアルバム『テル・ミー・アイム・プリティ』をプロデュースしているほか、サイド・プロジェクトであるジ・アークスやソロとしてアルバムをリリースしている。
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