ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストであるスラッシュはグレタ・ヴァン・フリートについて「大勢いる新人バンドたちに門戸を開いてくれている」として改めて賛辞を送っている。
ミシガン州出身のバンドであるグレタ・ヴァン・フリートは、一部からレッド・ツェッペリンのサウンドとの類似性を疑問視する声も上がっている一方で、楽曲のストリーミング回数は数百万回を数え、世界各国で大規模なフェスティバルへの出演やソールドアウト公演を行っている。
現在、スラッシュ ft. マイルス・ケネディ&ザ・コンスピレーターズとしてツアーを行っているスラッシュはオーストラリアのラジオ局「トリプルM」の番組に出演して、グレタ・ヴァン・フリートの人気が高まっている「現象はとても興味深いし、クールだと思う」とした上で、次のように続けている。
「若者や、大勢いる新人バンドたちに門戸を開いてくれていると思う。そういう牽引力を持ちたくても持てないようなバンドたちにね」とスラッシュは語っている。「彼らが前進を続けているのはすごくクールだよ」
「何が素晴らしいかって、今は新しいロックンロール・バンドたちがクールなエネルギーに満ちているということでね。というのも、彼らは真っ当な理由でロックンロールをやっているんだ」とスラッシュは続けている。
「MTVに出たいという理由でもなく、名声やスターダムのためでも、プライベート・ジェットや女たちのためでもない。それらはもう(音楽業界に)存在しないものだからね。すべては音楽のためで、人々の前に音楽を出すためなら何だってやるっていう情熱なんだ。個人的には次の2年や3年、5年の間に何が起きるのか、音楽の幅がどう広がっていくのかをすごく楽しみにしているんだ」
スラッシュは以前にもグレタ・ヴァン・フリートに賛辞を送っており、次のように語っている。「明らかに、グレタ・ヴァン・フリートはものすごくよくやっているよね。みんなの耳をひきつけて、『おお、すごい!』ってことになっているわけだからね。今は若いティーンエイジのロックンロール・バンドと契約しようとしている人もいるんだ。それはすごく興味深いよ。リアルタイムで起きていることだけを見れば、永遠に続くかのように本当に退屈で、よくないけどさ。でも、気にも留めてなかったところから、突然、『なんてことだ! 何かが変わった』なんてことが起こるんだ。ロックンロールのビジネスにおいては、そうした満ち引きというのが常にあるものなんだ」
グレタ・ヴァン・フリートは昨年10月にデビュー・アルバム『アンセム・オブ・ピースフル・アーミー』をリリースしており、同作は米『ビルボード』誌のロック・チャートで首位を、全米アルバム・チャートで3位を獲得している。
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