フォールズは同世代の他のバンドが解散していく中で生き残ってきた心境について語っている。
フォールズは今週、2枚のアルバム『エヴリシング・ノット・セイヴド・ウィル・ビィ・ロスト』からの最初の楽曲となる“Exits”を公開している。
フォールズが新作をリリースするのは、前作『ワット・ウェント・ダウン』以来4年振りとなる。その間、2000年代~2010年代の中・後期にブレイクした同世代のたくさんのバンド(ワイルド・ビースツやザ・マッカビーズ)が解散している。
『NME』のインタヴューの中で「地元の最後のバンド」だと感じるかという質問に対し、ドラマーのジャック・ビーヴァンは次のように答えている。「そうはあんまり感じないかな。僕たちは実際ザ・マッカビーズとかなり近いところに住んでいたからね。今夜、彼らのうちの一人とパブでクイズ大会をやるんだ」
「僕たちの時代のたくさんのバンドがいなくなってしまったのは悲しいよ、でも、すごく歳を取ったし、それで良いんじゃないかな?」
フロントマンのヤニス・フィリッパケスは次のように続けている。「あの時代の最後の一組という気がしていてね、事実そうだし。本質的な価値はないけど、でも、あの時代のバンド群はもう多く残っていないというのは事実だよね」
「そういう視点で見ると孤独感がより強まるね、変な言い方をすると異常値みたいな気がするんだよ。でも、それがカルチャーの自然な流れでね。もう白人のギターバンドの潮流じゃないっていうのは明らかだし、悪いことじゃないよ」
彼は更に続けている。「僕たちはそれぞれのクリエイティヴな課題に取り組んでいるよ。お互いに音楽を作りあって、取り組んでいるものを追求するんだ。同時にカルチャーの外側で何が起こっているかに目を向けて、素晴らしい音楽を作りたいのさ」
「フェスティバルのバックステージでそこにいる人たちの半分も知らず、新しく友達になろうとしている時にそれをより感じるだろうね。スティーヴ・ブシェミがスケートボードを担いで登場しているミームみたいにさ。でも、僕たちはまだ続けていること、お互いが嫌になっていないこと、干からびてないことを誇りに思うべきだよね。まだクリエイティヴの頂点にいる気分だからさ」
フォールズのインタヴュー動画はこちらから。
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