フィービー・ブリジャーズとコナー・オバーストはサプライズでコラボレーション・アルバム『ベター・オブリヴィオン・コミュニティー・センター』をリリースしている。
「共にあることへの肯定感と同居する差し迫った破滅の二元性」を想起させるというグループ名と共にブライト・アイズの元フロントマンであるコナー・オバーストとフィービー・ブリジャーズは一緒にレコーディングを行っており、アンディー・レマスター、ヤー・ヤー・ヤーズのギタリストであるニック・ジナー、オートラックスとジャック・ホワイトのドラマーであるカーラ・アザール、ドーズのリズム隊であるワイリー・ゲルバーとグリフィン・ゴールドスミス、作曲家のクリスチャン・リー・ヒューストン、ベーシストのアンナ・バタースらと共に「ガレージ・ロック」気質のセッションを行ったという。
アルバムのリリースに際しサプライズという形を取った理由について、フィービー・ブリジャーズは『NME』 に次のように語っている。「すごくそうしたかったの。だって、始める前から私にはアイディアがあって、それは架空のバンドがどんなサウンドを鳴らすかというものだったんだけど、こんなサウンドになるとは思ってなくて、だから、みんなにもある特定のサウンドになると思ってほしくなかったのよ。デュエットっていう感じでもないしね。これ自体が独立したバンドであるという価値観にかなり忠実に則っていると思うわ」
コナー・オバーストは次のように続けている。「アルバムが出る時に1曲だけを聴かせると、みんな怠惰にも、それを答えだとしてしまうんだよね。『全部こんな感じなんだろうな』ってさ。それで、誤解が生まれていくことになるんだ。だから、みんなに全部を聴いてもらって、フル・アルバムを体験してもらえるというのが嬉しいんだよね」
以前にも両者はフィービー・ブリジャーズの“Would You Rather”で共演しているが、人々が彼らに抱いているフォーク・サウンドへの期待に相反するよりライヴ感のある、ロックでオーガニックなサウンドを発見し、「徐々に」協力関係が育まれたという。
「アルバムのサイズが大きくなり続けているという冗談を言ってたわ」とフィービー・ブリジャーズは『NME』に語っている。「一緒に曲を書いたんだけど、楽しかったの。だから、すぐに自分たちのスタイルに収まったわけじゃなかったわ。元々はスタイルがあったのよ。『おそらく7インチか何かを出すべきね』なんて話していたから。だけど、そこから曲を作り続けて……」
「『10インチなんかいいんじゃない』ってなったんだ」とコナー・オバーストが続けている。「そして。最終的にフル・アルバムになったんだ」
アルバムのストリーミングはこちらから。
『NME』によるインタヴューの動画はこちらから。
フィービー・ブリジャーズは2月に来日公演を行うことが決定している。
来日公演の詳細は以下の通り。
2月20日(水)代官山UNIT
OPEN 18:30/START 19:30
TICKET:6,000円
2月21日(木)代官山UNIT
OPEN 18:30/START 19:30
TICKET:6,000円
更なる公演の詳細は以下のサイトでご確認ください。
http://ynos.tv/hostessclub/schedule/20190220.html
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