テイラー・スウィフトは自身のアプリの商標権をめぐる訴訟での反論が退けられたことが明らかになっている。
テイラー・スウィフトは2017年の12月に、6作目のアルバム『レピュテーション』をリリースして間もなく「ザ・スウィフト・ライフ」と名付けた自身のSNSアプリを配信している。アプリは本人を含むファン同士での交流ができるほか、限定コンテンツのダウンロードや、公演チケットを優先で購入することができるものとなっている。
しかしながら、テイラー・スウィフトはその後アプリの名称を巡って法廷闘争に巻き込まれることとなっている。パトリック・べノットという男性は昨年、自身がニューヨークで経営しているスウィフトライフというコンピュータ会社が「スウィフトライフ」という名称を2008年に商標登録しているとして、彼女に名称の使用停止を求める訴訟を起こしている。
テイラー・スウィフトの弁護士は、アプリを同名の自身の会社と混同するかもしれないというパトリック・べノットの主張について、目的としているオーディンスがまったく異なっているとしてこれに反論している。しかしながら、テイラー・スウィフト側の主張は最終的に裁判官によって退けられている。
「ザ・ブラスト」が 入手した法的文書によれば、先日ニューヨークの裁判所で意見聴取が行われ、判事はテイラー・スウィフト側の主張を退ける決定を下したのだという。テイラー・スウィフト側には、30日以内に今回の商標権侵害の訴訟に対する公式な返答を発表するよう求めているという。
しかしながら、テイラー・スウィフトにとって今回の判決は必ずしも悪いものではなさそうだ。判事はパトリック・べノットが求めていた差し止め命令を退ける判決を下している。テイラー・スウィフトは以前、今年の2月1日でアプリを閉鎖することを既に発表していた。
「ザ・スウィフト・ライフ」の公式アカウントは先日、アプリの閉鎖を発表する声明をツイッターに投稿している。
「『レピュテーション』の時代が終わりに近づくなか、『ザ・スウィフト・ライフ』も終わりを迎えようとしています」と声明には綴られている。「2019年の2月1日以降は、アプリをダウンロードして頂くことができません。ご利用頂いているユーザーの方々は、この日までアプリ内の仮想通貨をご利用頂けます。この日以降はアプリ内でのいかなる購入もご利用頂けなくなります」
また、声明にはファンへの感謝も綴られており、アプリを利用して他のソーシャル・メディアでも楽しめるようなコンテンツを作り出してくれたことへの感謝が綴られている。
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