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ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズは誘拐されて生き別れになった子供たちとその母親を再会させるためにプライベート・ジェットを提供したことが明らかになっている。

フェリシア・パーキンス・フェレイラという女性は、2014年に子供たちが父親によってシリアに連れて行かれて以来、子供たちに会えていなかった。

このことを知ったロジャー・ウォーターズはフェリシア・パーキンス・フェレイラへの援助を名乗り出て、彼女がアユーブとマフムトという2人の子供に会えるよう、イラクとシリアの国境までプライベート・ジェットを提供している。

子供たちの父親は2017年にラッカの内戦で亡くなったものと見られている。「スカイ・ニュース」によれば、子供たちは父親が亡くなった後で、彼の妻によって道路に置き去りにされてしまったという。

子供たちはその後キャンプで保護され、ロジャー・ウォーターズの友人であるクライヴ・スタッフォード・スミスが彼らのことを知ることになったという。クライヴ・スタッフォード・スミスはロジャー・ウォーターズについて次のように語っている。「彼はすべてのお金を支払い、トリニダード・トバゴにいる母親に飛行機を提供してくれることに同意してくれました。彼らが有意義できちんとした生活を送れているかどうか、これからも気にかけていくつもりです」

フェリシア・パーキンス・フェレイラはその後、子供たちとの再会を支援してくれたロジャー・ウォーターズを初めとした人々に「心から感謝している」として、会って「抱擁をして」感謝を伝えたいと語っている。

ロジャー・ウォーターズは昨年、イスラエル公演を行ったレディオヘッドやニック・ケイヴを多くのアーティストと共に批判している。

ロジャー・ウォーターズはニック・ケイヴについて次のように批判している。「ニックはこれを自分の音楽に対する検閲の問題だと思っているのか? 何だって? ニック、あらゆる敬意を込めて言うけど、君の音楽はこの問題とは無関係だ。僕の音楽だってそうだし、ブライアン・イーノの音楽だってベートーヴェンの音楽だってそうだ。これは音楽の問題ではなく、人権の問題なんだよ」

「我々アーティスツ・フォー・パレスチナUKは、パレスチナの方々こそが日常的な屈辱やその黙認の意味を知っていると信じています。不平等なこの地にニック・ケイヴが安らぎを与えてしまうことを、私たちは遺憾に思っています」

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