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アーケイド・ファイアはおよそ200組のミュージシャンらと共に自分たちの土地を守るために抗議活動を行っている先住民族を支持する公開書簡に署名している。

デストロイヤーやUSガールズ、パップ、ゴッドスピード・ユー!・ブラック・エンペラーらも署名しているこの公開書簡は、ブリティッシュ・コロンビア州にあるウィツウィテン族の居住地を守ろうと抗議活動をしていた14人が逮捕されたことへの抗議として発表されている。

逮捕された14人は、コースタル・ガスリンク社による新たなパイプライン建設に対する抗議活動を行っていた。完成すれば全長約670キロになるこのパイプラインは、ウィツウィテン族の居住地を横断するものになっている。パイプライン建設に対する抗議活動は王立カナダ騎馬警察によって強制的に中断させられている。

「ミュージシャンとして、私たちは一目でPRとしてのキャンペーンを見分けることができます」と公開書簡には綴られている。「2015年以来、トルドー首相は 真実和解委員会の教えを促進し、異なる民族同士の有意義な関係性を築くことを公言してきました。しかしながら、彼の政権による行為はそれと異なるものです。民族間の有意義な関係性とは脅迫のもとで作られるものではありません」

公開書簡は次のように続いている。「私たちの多くは招かれざるゲストとしてカナダで育ち、国家を拡張するために行ってきた入植者植民地主義やカナダの歴史を誤解したまま生活していました。2019年、私たちは無知なフリを終わりにして、全カナダ国民にこれを伝えてきた真実和解委員会の責任を真面目に捉え、カナダが植民地に対して行ってきた暴力的な歴史を理解することが必要です。資源を抽出する目的で、カナダが自分たちの影響を先住民たちの土地にまで広げようとする際の、王立カナダ騎馬警察がどのような態度を取っているかを私たちは知っています」

「私たちは、先週の暴力的な行為や、王立カナダ騎馬警察による国民への止むことのない嫌がらせに戦慄しており、自分たちの家を取り戻そうと抗議するウィツウィテン族の方々の姿を報じることができないよう、立ち入り禁止区域が設けられていたことに困惑しています」

公開書簡には他に、地球温暖化を食い止めるためには新たな化石燃料が必要だとしてパイプラインの増設はその助けにはならないとも綴られているほか、ウィツウィテン族による自治政府について「温暖化の問題に対し、選挙で選ばれたカナダの議員たち以上のリーダーシップを示してくれた」と賛辞を送っている。

一方、アーケイド・ファイアは昨年9月のラスベガス公演で『エヴリシング・ナウ』ツアーを終えて以来、目立った活動は行っていない。『NME』は2017年7月にリリースされた同名のアルバムに5つ星の評価を付けている。

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