スクリレックスはR・ケリーに対して持ち上がった性的虐待疑惑の影響について語り、ジェイ・Zが過去のR・ケリーとのコラボレーション曲を削除する必要はないと語っている。
スクリレックスは現地時間1月18日「TMZ」のインタヴューに対し、ジェイ・Zがいかなる決定をくだすとしても彼の自由だと語っている。
「彼がそこまでする必要はないと思っているんだ。難しいことなわけでね。ほら、『オッキオリズム』って言葉があるよね。自分自身に見えているものの小ささに気がつくってやつだよ」
「ジェイ・Zが自分の音楽を、昔作ったものとして残したいと思うなら、それはアーカイヴの一部なわけで、歴史の一部なわけだよね。残したことで、彼が悪人だということになるわけじゃないんだ。彼が悪人を支持したということにもならないわけでね」
ジェイ・Zは2002年にR・ケリーと共演した“Best of Both Worlds”をリリースしており、2004年にも彼と共に“Unfinished Business”をリリースしている。
R・ケリーは現地時間1月11日、自身に向けられた疑惑を改めて否定する声明を、弁護士のスティーヴ・グリーンバーグを通して発表している。弁護士は「アソシエイテッド・プレス」に次のように語っている。「疑惑は真実ではありません。なぜなら、彼は相手が未成年の女性と知って性的関係を持つことは一度もありませんでしたし、誰かに何らかの行為を強要したことも一度もなかったからです。誰かを監禁したり、誰かを虐待したりということも決してありません」
R・ケリーについては全6エピソードで女性たちが彼から受けた虐待を告発するというドキュメンタリー・シリーズ「サヴァイヴィング・R・ケリー」が放送され、過去の性的虐待疑惑について警察も捜査を始めたことが報じられている。
本名をソニー・ジョン・ムーアというスクリレックスは「TMZ」のビデオ・インタヴューでさらに、もし人々がR・ケリーのことを思い起こしてしまうのが不愉快に思うのなら、彼の音楽を無視するという選択ができると語っている。
また、R・ケリーがソニーやRCAレコードと袂を分かつことになったとアメリカで報じられていることについてどう思うか訊かれると、スクリレックスは次のように応えている。「自分独自のプライベートな世界では誰だって自分なりの決断をすることがあるわけでね。だけど、僕はそれを支持するよ」
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