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ディレイズのグレッグ・ギルバートの詩集が、イギリス王家から任命された桂冠詩人であるキャロル・アン・ダフィーが選集する「ローリエッツ・チョイス」シリーズのラインナップの一つとして、今年出版されるという。

グレッグ・ギルバートは2016年にステージ4の腸ガンと診断されており、彼の詩集は家族や友人の愛と献身に囲まれながら、生命を脅かす病気を理解するための闘いから生み出されたものとなっている。

グレッグ・ギルバートの詩集『ラヴ・メイクス・ア・メス・オブ・ダイイング(原題)』の表紙には彼が描いたイラストが採用されており、「スミス|ドアストップ・ブックス」から2月に出版される。また、彼の詩は『ローリエッツ・チョイス・アンソロジー』にも収録される予定となっている。

自身の詩についてグレッグ・ギルバートは次のように語っている。「ガンと宣告されるのは本当に衝撃的で、新しい自分になること、そしてそれがかつての自分とどのように関係しているのかを、考えざるをえなくなることなんだ。あらゆる物事が再考を必要とし、詩は、僕にそれを可能にしたんだ」

グレッグ・ギルバートが腸ガンと診断されたことは、彼のフィアンセが2017年にイギリスの国民保険サービス適用外の治療を受けるために必要な十万ポンド以上の寄付金を募る「ゴーファンドミー」のページを開設したことから明らかになっている。また、2017年のヴァレンタイン・
デーには、ディレイズの楽曲”Valentine”をUKチャートで1位にしようという運動も行われていた。

グレッグ・ギルバートはまた、これまでにもロイヤル・アカデミー主催の「サマー・エキシビション」に作品が選ばれるなど、芸術家としても名が知られている。彼の最新の展覧会はサウサウンプトンのシティー・アート・ギャラリーで2月1日から開催される予定で、病院と自宅を往復しながら、卓越した感情の発露の中で制作された『コンヴァレセンス(回復期)』という一連の作品が展示される。

ディレイズは2001年にサウサンプトンで結成され、“Nearer Than Heaven”、”Long Time Coming”、”Lost In A Melody”、”Valentine”といったシングル、デビュー・アルバム『フェイデッド・シーサイド・グラマー』をリリースしている。ディレイズはこれまでに2010年の『スター・タイガー・スター・アリエル』を含む4枚のアルバムをリリースしている。

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