ニルヴァーナの“Scentless Apprentice”の初期バージョンが収録されたデモ音源が発見されている。
スクラッチ・アシッドやバットホール・サーファーズのジェフ・ピンカスが結成したダディ・ロングヘッドのドラマーとして知られるレイ・ウォッシャムは、1992年に自身が、当時のニルヴァーナのメンバーであったデイヴ・グロールとクリス・ノヴォセリックと共に2時間にわたって行ったジャム・セッション音源の一部を公開している。
この音源には1993年にリリースされたニルヴァーナの『イン・ユーテロ』に収録されている楽曲“Scentless Apprentice”の初期バージョンが含まれている。
レイ・ウォッシャムはデモ音源の説明として次のように記している。「カートが僕の在籍していたバンド、スクラッチ・アシッドのファンだったということを知っていながら、それまで僕は一度もデイヴ、カート、クリスに会ったことがなかったんだ。このジャムはまったく知られていないものだった。僕はデイヴのドラムを、デイヴのように叩かなくてはならなかった。クリスは姿を現すなりとても楽しそうにしていたよ」
「これは2時間のジャム・セッションのうちのほんの一部だ。その日の夜に、僕らはガンズ・アンド・ローゼズのライヴを観に行ったんだ。シアトルのキングドームだったかな? デイヴが連れていってくれたんだけど、そこでちょっとしたトラブルがあってさ。ちょっとしたエゴのぶつかり合いだよ。テープを聞けばわかるけどね。デイヴはフー・ファイターズのドラマーにテイラーを選んだ、僕ではなくてね。正しい決断だよ。あの夜以降、彼は僕にドラム演奏を依頼してこなくなった。今も彼のことはいい奴だと思うけどね」
公開されたデモ音源はこちらから(“Scentless Apprentice”は24分35秒から)。
また、ニルヴァーナはデザイナーのマーク・ジェイコブスに対してアイコンであるスマイリー・フェイス・デザインの使用を巡って、訴訟を起こしていると伝えられている。いびつな黄色のスマイリー・フェイスのイラストはニルヴァーナのトレードマークとなっている。
「TMZ」によれば、ニルヴァーナは昨年の11月に訴訟を起こしており、マーク・ジェイコブスは「リダックス・グランジ」と題したコレクションでスマイリー・フェイスのデザインを使用しているという。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.