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ザ・キラーズはドナルド・トランプ大統領を批判する新曲“Land Of The Free”をスパイク・リーが監督したミュージック・ビデオと共に公開している。

ザ・キラーズは1月13日にソーシャル・メディアで「なにか新しいもの」を予告していたが、各種ストリーミング・サービスでこの独立したシングルは公開されている。

自身のバトル・ボーン・スタジオでジャックナイフ・リーによるプロデュースでレコーディングされた“Land Of The Free”は、リン・メイブリー、ドリアン・ホーリー、ウィル・ウィートン、シェリー・パトリス・ブラウン、アカーシャ・メイブリー、ザ・キラーズのツアー・ヴォーカリストであるアマンダ・ブラウン、ダニエル・レネ・ウィザース、エリカ・カナレスによるゴスペル・ヴォーカルが使われており、ドナルド・トランプ大統領による移民政策に対する嘆きを歌った楽曲となっている。

今回、スパイク・リーによるミュージック・ビデオも公開されており、映像はメキシコ国境での移民をめぐる映像が使用されている。

ザ・キラーズはスパイク・リーにクリエイティヴ面で全権を移譲したとのことで、スパイク・リーは2018年の年末に数週間にわたって撮影を行い、アメリカに向かおうとする移民の家族の姿をメキシコとの国境で撮影している。

“Land Of The Free”のミュージック・ビデオはこちらから。

この曲についてフロントマンであるブランドン・フラワーズは「Beats 1」のインスタグラムで次のように語っている。「今は非常に重要な時で、その根底にはもういい加減にしようというのがあると思うんだ」

「僕のなかでそう思い始めたのはサンディフック小学校銃乱射事件の頃からだったんだ。父親としてすごく大きな影響を受けて、そこから積み重なっていくことになったんだ。エリック・ガーナー窒息死事件もトレイヴォン・マーティン射殺事件も、(メキシコ国境の)壁で起こっていることとかね。こうしたことは僕がこの国が拠って立つと信じている価値観に沿うものじゃないと思えたんだ」

彼は次のように続けている。「それでこの曲を書き始めたんだけど、放っておいたんだ。『僕はこんなことをする人間じゃない。僕は適任じゃない。誰かがこの曲を書いてくれる』ってね。でも、それからもラスベガスでも、オーランドでも、パークランドでも銃乱射事件が起こっていった。そうしたことが起こり続けて、『この曲を出さなければいけない』と思ったんだ」

ブランドン・フラワーズはバンドのツイッターでもこうしたコメントを補足する長文の声明を公開している。

一方、ザ・キラーズのギタリストであるデイヴィッド・キューニングは1月25日にソロ・デビュー・アルバム『プリシズム』をリリースすることが決定している。

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