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レディー・ガガは警察がR・ケリーの過去の性的虐待疑惑に対する捜査を開始するなか、過去に彼と仕事をしたことについての声明を発表している。

R・ケリーについては現地時間1月9日に「#MuteRKelly(R・ケリーを黙らせろ)」と書いたプラカードを持った集団が、シカゴにあるR・ケリーのスタジオを取り囲んで抗議活動を行っている。現在52歳のR・ケリーは全6エピソードで女性たちが彼から受けた虐待を告発するというドキュメンタリー・シリーズ「サヴァイヴィング・R・ケリー」が放送され、放送を受けて警察が捜査を始めたことが報じられている。

レディー・ガガは2013年にアルバム『アートポップ』に収録されたシングル“Do What U Want”でR・ケリーとコラボレーションしている。レディー・ガガは今回発表した声明の中で同曲をストリーミング・サービスから取り下げるつもりだとも述べている。

レディー・ガガはツイッターに発表した声明で次のように述べている。「私は1000%彼女たちの味方です。彼女たちを信じていますし、彼女たちが苦しみや痛みを感じていることを知っています。彼女たちの声が届けられ、深刻に捉えられるべきだと強く思っています」

レディー・ガガはR・ケリーに向けられている疑惑について「言うまでもなく恐ろしいことであり、擁護できないこと」だとした上で、次のように続けている。「自分自身も性的暴行を受けた身でありながら、人生の難しい時期に楽曲やビデオを作ったこともあります。反抗的で、挑発的なものを作るという目的でした。当時の私はまだ怒りを抱えていて、人生で抱えてしまったトラウマをまだ克服できていなかったのです。その曲の名前は“Do What U Want (With My Body)”。当時の私がいかにひねくれた考えをしていたかがハッキリと表れています」

レディー・ガガは若い頃の自分にアドバイスをすることができるとしたら、「自分がその後行うことになったセラピーを受けるように薦めます。その結果、私は心的外傷後の混乱した状態を理解することができました……そして、自分が経験したことをできるだけオープンに、正直に話すように薦めます」

声明は次のように続いている。「過去には戻ることはできませんが、前に進んで、性的暴行の被害に遭った女性たちや男性たち、あらゆるセクシャリティや人種の人たちを支援していくことはできます」

レディー・ガガはまた“Do What U Want”を各ストリーミング・サービスから取り下げるつもりだとして次のように述べている。「自分の身に起きるまでは、それがどういうものなのかは分からないものです。けれど、自分の今の感じていることは分かります。“Do What U Want”をiTunesや他のストリーミング・サービスから取り下げようと思っていますし、今後、彼と仕事をすることはありません。若い頃に間違った判断をしたこと、そして、声を上げるのが遅れたことを謝罪します。みなさんのことを愛しています」

R・ケリーは自身に向けられた性的虐待疑惑を否定しており、「サヴァイヴィング・R・ケリー」に出演した女性たちの半分は面識がないと主張している。また、シカゴの検事であるキム・フォックスは、R・ケリーに向けられている疑惑に「ウンザリしている」として、些細な情報でも提供してくれるようツイッターで呼びかけている。

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