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レディー・ガガは、ボーン・ディス・ウェイ・ファンデーションについてのインタヴューで、人生を通して絶望と不安にさいなまされてきたと語っている。

若者の健康を援助するために立ち上げられたボーン・ディス・ウェイ・ファンデーションでの活動について、レディー・ガガは米『ビルボード』誌に語っており、そのなかで「インターネットはトイレ」だと語り、インターネットで費やした時間と絶望には相互関係があるとしている。

なぜボーン・ディス・ウェイ・ファンデーションを立ち上げなければならなかったのか?という質問に対して、「ここ数年、ファンが成長するのを見ていくなかで」考えられたとし、彼らが生活のなかで直面する問題を見ていくなかでこの組織は立ち上げられたという。

「ファンの多くは本当に若くて、すごい激動の時期である11歳から17歳だったりするの」と彼女は語っている。「みんな自分の話をしてくるの。すごく暗い子も多かったりして。彼らのことを気遣い始めて、彼らのなかに自分自身を見た時に、彼らに対して一人じゃないんだと思い出してもらえるようなことをやらなければならないと感じたのよ。孤立していると感じたら、それは自殺へと繋がっていってしまうから」

2011年に14歳のレディー・ガガのファンであるジェイミー・ロドマイヤーは、学校でセクシャリティについていじめられて自殺している。米『ビルボード』誌のインタヴューで、この事件を若者が彼女の援助を必要としていると確信した出来事のうちの一つだったとしている。

「彼らは絶望と不安に悩んでいるの」と若いファンから聞いた話についてレディー・ガガは語っている。「最近のわたしたちってこんな感じじゃない。携帯ばっかり見て、お互い顔を見ることもなく、心を込めて話すこともない。こうしてファンたちは孤立しているように感じるの。それで、彼らはあらゆることをインターネットを通して、すごく憎しみに満ちた言葉で読むことになるわけで。インターネットはトイレでしょ。インターネットは素晴らしい情報源だわ。でも、いいものを見つけるためには、クソみたいなことを選り分けなきゃならないの」

「こうしたファンたちは人間らしさを感じたいだけなの。でも、彼らはロボットのように感じてる。なぜ自分が悲しいのか、彼らには分からないのよ。ボーン・ディス・ウェイ・ファンデーションの調査によれば、1日中携帯を見ていると悲しくなるのには科学的な理由があるそうよ」

レディー・ガガは自身の精神状態についても語っている。「人生を通して絶望と不安にさいなまされてきたの。いまだに1日ごとにそれを感じるわ。ファンには、そうやって感じる最悪な気分というのは普通だから感じるものだと知ってほしいの。わたしたちはこうやって生まれたのよ。最近のものって、みんな浅はかで、繋がりを薄く感じるでしょ? それって人間らしくないからなのよ」

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