ガンズ・アンド・ローゼズのフロントマンであるアクセル・ローズは2008年発表の『チャイニーズ・デモクラシー』をプロモーションしなかった理由について語る音源がリークされたという。
ガンズ・アンド・ローゼズは2008年11月に制作に10年以上を費やしたとされる通算6作目となる最新作『チャイニーズ・デモクラシー』をリリースしているが、リリースの際、アクセル・ローズはほとんどプロモーションを行わなかったことで知られている。
その理由についてはこれまで明らかにされていなかったが、今回、米『ビルボード』誌はアクセル・ローズが2014年の6月に友人たちとしたとされる会話の音源を入手したとして、その内容を報じている。
「君たちが目にしているそれではなく、もしもチャイニーズ・デモクラシーの『本物』のアートワークを見てもらえたら、俺がこのアルバムをプロモーションしなかったことに理由があることを分かってもらえるはずだよ。本物のアートワークであれば、プロモーションするつもりだったのにさ」とアクセル・ローズは音源の中で語っているという。
『チャイニーズ・デモクラシー 』は当初、グレネード弾、赤く染まった掌、自転車という3種類のアートワークでリリースされる予定だったものの、通常盤の自転車のアートワークのものが最終的に大量生産されることとなっている。
「連中がアクセルから奪いやがったんだ」と元ガンズ・アンド・ローゼズのベーシストであるトミー・スティンソンは米『ビルボード』誌に語っている。「それも、直前の瞬間にね。アクセルは心の準備すらできていなかったんだ」
トミー・スティンソンはまた、ユニバーサル・ミュージックのジミー・アイオヴィンを初めとしたレコード会社に『チャイニーズ・デモクラシー 』は「破壊された」とも語っている。
「ジミー・アイオヴィンがアクセルにチャンスを与えようとしなかったんだと思うよ」とトミー・スティンソンは語っている。「『オーケー。私がスポンサーにつくよ。それでバンドが再結成してくれたら、その面倒も見よう』っていう感じだったと思うんだ。彼はそれをずっと待っていたんだよ」
「ある程度、このアルバムは彼によって破壊されたと俺は思っているよ。何度もつまづいたりしたけど、その時にはいつもレコード会社が関わっていたわけで、アルバムの失敗の責任はすべてレコード会社にもあると思うんだ」
一方、アクセル・ローズは10年ぶりとなる新曲が公開された可能性が浮上しており、その曲の作曲クレジットも明らかになっている。
アクセル・ローズはアニメ・ストリーミング・サービスで配信されている新バージョンの「ルーニー・テューンズ」にキャラクターとして登場している。アクセル・ローズは「ルーニー・テューンズ」でお馴染みのキャラクターであるバッグス・バニーやポーキー・ピッグに今夜、自身がライヴを行う予定である市民センターの場所を尋ねている。
そして、物語は巨大惑星が地球を吹き飛ばそうとするなか、アクセル・ローズがロックンロールを大音量で演奏することで、その難を逃れるものとなっており、番組では「ルーニー・テューンズ」のキャラクターたちをバック・バンドに従えて、アクセル・ローズが歌う“Rock the Rock”という曲が披露されている。
BMIに登録された情報によれば、この曲の作曲者はコメディ一座のザ・セカンド・シティに参加していたジョシュア・ファンクとロブ・ヤナスだという。しかし、演奏陣については明らかになっていない。
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