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R.E.M.は「R.E.M.・アット・ザ・BBC・ポッドキャスト」の第2弾が公開されている。

ポッドキャストは今年リリースされたボックスセット『R.E.M.・アット・ザ・BBC』に基づいたもので、同作にはBBCに残したアーカイヴから「レア音源や未発表のスタジオ/ライヴ音源」が収録されている。

ボックスセットは8CD+1DVDで構成され、1998年のジョン・ピール・セッションや2003年のドライヴタイム・アンド・マーク・アンド・ラード・アピアランス、2008年のRadio 1 ライヴ・ラウンジ・パフォーマンスなど、30年以上に及ぶ音源が収録されている。

今回公開されたポッドキャストはBBCのアーカイヴからバンドのインタヴュー音源をまとめたものとなっている。第2弾はボックスセットの中でも1995年のミルトン・キーンズの『モンスター』ツアーや1998年のジョン・ピール・セッション、1999年のグラストンベリー・フェスティバルなど、90年代の音源に焦点を当てたものとなっている。

このポッドキャストの中でマイケル・スタイプはリヴァー・フェニックスとカート・コバーンの死について振り返っており、『モンスター』の制作に及ぼした影響を語っている。

「『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』では主題として死やその必然、旅立ちについて扱っていると考えていたんだ。僕らはそれをうまくやってみせたし、そうしたものとは違うアルバムを作る必要があったんだ」とマイケル・スタイプは1994年のBBCラジオ1「イヴニング・セッション・ショウ」で語っている。

「『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』で僕らは絶頂期に達していると感じていた」と彼は続けている。「リヴァー・フェニックスの死によって僕はほぼ5ヶ月、書くことができなくなった。それで書き始めた時に出てきたのが“Crush with Eyeliner”と“What’s the Frequency, Kenneth?”と“Circus Envy”だったんだ。そして、アルバムを作っている途中で、カート・コバーンが亡くなった。お手上げだったよ。僕は自分の抱えているフラストレーションを表に出さずにはいられなかった。僕は彼をその精神状態から引きずり出そうとしたんだけど、そう、うまくいかなかったんだ。それで、あの曲(“Let Me In”)を書いて、あのアルバムを出したんだ」

このポッドキャストには先日、スイスのローザンヌで公演の最中に倒れたドラマーのビル・ベリーのインタヴューも収録されている。ポッドキャストにはピーター・バックがレディオヘッドやザ・クランベリーズについて語る音源も収録されている。

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