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リチャード・アシュクロフトはザ・ヴァーヴの解散について口を閉ざしている理由を語っている。

ザ・ヴァーヴは1999年にニック・マッケイブの脱退を受けて解散している。バンドは2007年から2009年に再結成をして、グラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めている。

当時、解散についてリチャード・アシュクロフトはBBCに次のように語っている。「自分にとってはバンドの解散をするという決断は大きな苦しみなしにはあり得ないものなんだ」

「自分は常にバンドにすべてを捧げてきたし、状況が許さなくても、そうし続けるだろうからね」

それ以降、リチャード・アシュクロフトは基本的に解散について口を閉ざしてきたが、今回その理由を明かしている。「もし解散の理由や主要な要因を俺に明らかにさせたいんだとしたら、俺としては変えるまでだね……随分前に成り行きがどうなるかを見守ろうと決めたんだ」

「他のメンバーが歴史を書き換えないかどうか、突拍子もない見解がどれだけ積み上げられるのか、それを見てやろうってね。それで、ある日、俺は言うんだ。『あのさ、本を書こうと思ってるんだけど』ってね」

「自分をいい奴にしようと思ったら、それは間違えることになる。だけど、俺がこの件について沈黙を保っているのは、公の場で誰かを焼き討ちにするようなことはしたくないからなんだよ。『いいかい、これが俺が当時抱えていたことなんだよ』なんて言いたくないんだ。俺はそういう奴じゃないんだ」

リチャード・アシュクロフトはバンド・メンバーへのリスペクトについても触れ、「俺に誰かをめちゃくちゃにする筋合いはないからね」と語っている。

「そこには実際の人々の人生があって、リアルな感情があるわけだからね」と彼は続けている。「この件について明らかにしようと考えたことはないんだ。そうした時のダメージは分かっているからね」

「だから、俺は誰かが言う、突拍子もない不格好なバージョンにも準備しているんだ。バンドの元メンバーがどんなことでも言うことができるけど、俺は真実を知っているし、俺は怒ってないからね。俺はバンドで何をやってきたかを知ってるし、俺が何を続けていくかも知っている。作品で判断してくれ」

ザ・ヴァーヴのニック・マッケイブは『アーバン・ヒムス』の20周年デラックス・エディションがリリースされるのにあたって、リチャード・アシュクロフトと連絡をとったかについて次のように語っている。

「いや、まったく取らないね。昨年は(『アーバン・ヒムス』の)20周年を記念して何かするべきかどうかについて、アイツに電話しようとしたんだけどね。(バンドのマネージャーだった)ジャズ・サマーズがまだ生きていた当時なら、ちゃんと話すこともできたんだけどね」

「アイツの奥さんとは数時間喋ったよ。本当に礼儀正しくて、とても素晴らしい会話だった。だけど、奴からは何も連絡をもらわなかった。今の俺たちの現状はまさにそんな感じだね」

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