Ross Halfin / PRESS

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デフ・レパードのギタリストであるフィル・コリンは2019年にロックの殿堂入りを果たすことが明らかになったことを受けて、式典ではクイーンのギタリストであるブライアン・メイに自分たちの紹介役を務めてもらいたいと語っている。

2019年にロックの殿堂入りを果たすアーティストが現地時間12月13日に発表され、デフ・レパード、レディオヘッド、ジャネット・ジャクソン、ザ・キュアー、スティーヴィー・ニックス、ロキシー・ミュージック、ザ・ゾンビーズがロックの殿堂入りを果たすことが明らかになっている。

フィル・コリンとフロントマンのジョー・エリオットは今回、衛星ラジオ局「シリウスXM」のインタヴューに応じて、ロックの殿堂の式典で誰に自分たちの紹介役を務めてもらいたいかという質問に答えている。

「間違いなく僕たち全員が喜ぶであろう人が1人いるんだけどさ、クイーンのブライアン・メイがやってくれたら最高だよ」とフィル・コリンは語っている。「数ヶ月前にラスベガスで公演をやっていた時に、クイーンも近くで公演をやっていたことがあったんだけどさ。その時、ジムで偶然ブライアンに会ったんだよ。それで、彼に『君たちも今夜ライヴがあるのかい?』って訊かれたから、『そうだよ』って答えたら、『僕もだよ』って言われたんだ」

「『何時に終わるんだい?』って訊かれて、『11時くらいかな』って答えたら、こう言ってくれたんだ。『僕たちは8時に終わるから、その後で向かうよ。終わったら、すぐに向かうことにしよう』ってね」とフィル・コリンは続けている。「クイーンのライヴを終えて、彼が来てくれたんだ。すごくありがたかったよ。ブライアンは僕が最も影響を受けた人の1人だからね。大好きなんだ。彼がいかに素晴らしい人か、簡単には忘れることができないほどでね。僕たちの全員がそうさ。僕たちの全員がクイーンやブライアンの大ファンなんだ」

「そういうわけで、引き受けてくれたら嬉しいよね。とりあえずは、どうなるか見てみることにしよう」

一方で、ジョー・エリオットは次のように語っている。「僕たちなら間違いなく殿堂入りするだろうなんてことは思っていなかったからね。(事前の)ファン投票で1位を獲得したのは知っていたけど、ファンだけで決まるわけではないからね。誰に投票するのか分からない、あらゆる人たちの投票で決まるわけでさ」

「そういうわけで、誰に紹介役を務めてもらいたいだとかは事前に考えたくなかったんだ。そういう話はしたくなかったんだよ……ずっと先のことを事前に計画するのは好きじゃなくてね。それがなくなって、結局実現しなかったみたいなのは嫌だからね。そうなると、必要がなかったことにエネルギーを費やしていたことになるわけだからさ」

「ようやく、誰に紹介してもらうかっていうことを考えられるようになったわけでね。おそらく、イアン・ハンターは僕らが検討するであろう人の1人になるんじゃないかな。もし彼の予定が空いていて、やりたいと言ってくれるのであればね。僕たちはいろいろな考えにオープンなんだ。同時に現実的にも考えていて、やりたくない人たちもいるんじゃないかなっていうことも考えているしね。どうなるか見てみることにするよ」

今回候補として挙がっていながら、殿堂入りをしなかったアーティストはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、クラフトワーク、MC5、ルーファス&チャカ・カーン、LLクールJ、ディーヴォ、トッド・ラングレン、ジョン・プラインとなっている。

昨年はニーナ・シモン、ザ・カーズ、ボン・ジョヴィ、ザ・ムーディー・ブルース、ダイアー・ストレイツが殿堂入りを果たしており、レディオヘッド、ケイト・ブッシュ、デペッシュ・モードは見送られていた。

34回目となるロックの殿堂入りの式典は2019年3月29日にブルックリンのバークレイズ・センターで開催される。

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