アデルやストームジー、マムフォード&サンズのマーカス・マムフォード、アカラらは、72人が犠牲になった昨年のグレンフェル・タワーを襲った火災の被害者らと共に、力強いメッセージ動画に参加している。
現地時間2017年6月14日早朝にロンドンにあるグレンフェル・タワーを襲ったこの火災で、72人が命を落としているほか、生き延びた数百人の住民が住む家を失っている。アデルらは今回、火災の生存者や犠牲になった人々の家族、友人らと共に新たなメッセージ動画に参加している。
「セントラル・ロンドンにあるグレンフェル・タワーを襲った、72人が犠牲になった火災から18ヶ月が経ち、ストームジーやアデル、マーカス・マムフォード、アカラを初めとしたスターたちが、国家に変革を促すために、生存者や犠牲者の家族らと共に『グレンフェル・ユナイテッド』として立ち上がった」と動画の説明文には記されている。
「これはチャリティ動画じゃない。明らかにするための動画なんだ」とストームジーは動画の冒頭で語りかけている、映像は火災の影響を受けた人々がそれぞれの体験を語っていくという内容で、一人の少女は次のように語っている。「私は2週間意識を失っていました」
アカラは今回の火災の原因とされる「クラッディング」と呼ばれる建築手法で建てられている建物が今も441棟あるとして、「政治家たちにはこの一件を風化させてほしくないし、何も変わらないという状況にはしてほしくない」と続けている。彼らは動画の中で、お金や同情ではなく変化を求めていると語っている。
「グレンフェル・ユナイテッド」による動画はこちらから。
「グレンフェル・ユナイテッド」のウェブサイトはこちらから。
https://support.grenfellunited.org/
アデルは久しぶりのツイートの中でこの動画に言及している。「これからも私たちの心の中にあり続けるわ。グレンフェルを絶対に忘れてはいけない」
FOREVER IN OUR HEARTS – NEVER FORGET GRENFELL ? https://t.co/Vtwm641AV6
— Adele (@Adele) December 13, 2018
一方、ストームジーは今年のブリット・アウォーズ授賞式のパフォーマンスでイギリスのテレーザ・メイ首相に対してグレンフェル・タワーの火災に関する調査をするように呼びかけている。
雨が降るという演出の中、ストームジーはテレーザ・メイ首相に言及して次のようにラップしている。「テリーザ・メイ、グレンフェルのためのお金はどこだ? 俺たちがグレンフェルを忘れたと思ってるのか?」また、ストームジーは同じパフォーマンスの中で『デイリー・メール』紙も批判している。
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